超レア、1両編成で運転席が右側に! 「日本初のワンマン運転」実施の関東鉄道竜ヶ崎線

関東鉄道竜ヶ崎線

日本の自動車メーカーが国内で販売する車両はすべて進行方向に対して右側に運転席のある「右ハンドル車」ですが、これはイギリスと同じ。鉄道もイギリスから導入されたため、左側通行で、例外を除いて左側に運転席があります。その例外が関東鉄道竜ヶ崎線のディーゼルカーです。

ディーゼルカーで両運転台、右に運転席は日本でここだけ!

関東鉄道竜ヶ崎線
先頭の左側からは前面展望を楽しむことができます

国産自動車が右ハンドルなのは、すれ違いや右折時などに視界が広く確保できることが最大の理由です。
電車も車と同様に左側通行ですが、島式を除いて駅のプラットフォームが左側にあるので駅員と運転士が連絡を取りやすいように運転席も左側に配置しています。
駅の構内も左側通行が原則で、鉄道もこのキープレフトの概念が貫いています。

鉄道の運転席も、昭和初期までは必ずしも左ではなく、右側という車両もありました。
路面電車の運転席は真ん中にあります。
実は運転席の位置を定めた決まりはないので、運用に即して、右にも左にも中央にも配置できるのです(上信電鉄のオリジナル車両も多くは右側に運転席があります)。

現在でも、すべてのホームが島式の名古屋市営地下鉄桜通線、東京都営地下鉄大江戸線、仙台市営地下鉄、神戸市営地下鉄海岸線、大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線、大阪市営地下鉄今里筋線などは、右側からの乗車降車となるので、運転席もあえて右側になっています。

では、なぜ竜ヶ崎線が超レアといわれるのでしょう?
昭和46年に日本初の旅客列車のワンマン運転を行なったのが関東鉄道竜ヶ崎線で、昭和56年に製造されたキハ532形は、運転台を右側に配置。
さらに平成9年に新造した両運転台の車両のキハ2000形も運転台を右側に配置しています。

竜ケ崎線は4.5kmの路線で起点終点含めて駅数は3駅。
そのすべての駅が右側のドアが開放ということで、ワンマン運転の利便性から右側に運転席を設置しているのです。
トンネル掘削の費用の関係で、全駅が島式ホームの地下鉄と似た理由ですが、あくまでワンマン運転の利便性、そして佐貫駅で常磐線に接続していますが、他線との乗り入れのない線なので、ディーゼルカーで両運転台、右に運転席という日本で唯一の列車が運転されているのです。

コロッケ店(B級グルメ「龍ヶ崎コロッケ」で町起こし中)の割引券が付いた竜ヶ崎線1日フリーきっぷ「竜鉄コロッケ☆フリーきっぷ」(有効1日、600円)も発売されてるので、購入して竜ヶ崎線の旅を、ぜひ。

超レア、1両編成で運転席が右側に! 「日本初のワンマン運転」実施の関東鉄道竜ヶ崎線
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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