4月30日【今日は何の日？】

4月30日は、東京調布飛行場（現・東京都調布飛行場）が開港した日、義経が奥州・平泉（現・岩手県平泉町）で自刃した義経忌、永井荷風の忌日、枢密院発足の日にもなっています。

東京調布飛行場開港

昭和16年4月30日、関東大震災後の東京の復興計画で、東京飛行場（昭和6年8月25日開港、現・羽田空港）に次ぐ東京の空の玄関として、東京調布飛行場が開港。
伊豆諸島（三宅島、神津島、新島、大島）への新中央航空の定期路線の発着する東京都調布飛行場の前身です。

義経忌

文治4年（1188年）2月と10月、藤原基成（藤原泰衡の母方の祖父）と泰衡に奥州・平泉に潜伏している義経追討の宣旨下ります。
源義経は、文治5年閏4月30日（1189年6月15日） 、奥州・平泉の衣川館（現在は高館義経堂が建っている）で自刃。
元禄2年5月13日（1689年6月29日）には奥の細道途中の松尾芭蕉がこの地を訪れ、「夏草や 兵共（つわものども）が 夢の跡」の句を詠んでいます。

平泉では『春の藤原まつり』が例年5月1日〜5月5日までの5日間、盛大に行なわれます。期間中に高館義経堂で『源義経公追善法要』も営まれます。

荷風忌

永井荷風（ながいかふう）は、東京市小石川区金富町45番地（現・文京区春日2丁目）に生まれ、外遊後、『あめりか物語』、『ふらんす物語』などを発表。
昭和12年に小説家・大江匡と娼婦・お雪との出会いと別れを描いた『濹東綺譚』（ぼくとうきだん）を朝日新聞に連載。
昭和27年には「温雅な詩情と高邁な文明批評と透徹した現実観照の三面が備わる多くの優れた創作を出した他江戸文学の研究、外国文学の移植に業績を上げ、わが国近代文学史上に独自の巨歩を印した」との理由で文化勲章を受章しています。
昭和34年4月30日、市川市八幡町4丁目1224番地（現・市川市八幡3丁目）で胃潰瘍による吐血で死去。
平成16年には市川市の名誉市民にもなっています。
東京・南千住の浄閑寺（荒川区南千住2-1-12）では、遊女の暗く悲しい生涯に思いをはせて、たびたびこの寺を訪問し、荷風の筆塚と詩碑があるというゆかりで、毎年4月30日に『荷風忌』（追悼法要）が行なわれています。

枢密院発足

明治21年4月30日、枢密顧問（顧問官）により組織される天皇の諮問機関である枢密院が開設され、初代の枢密院議長となるために伊藤博文は首相を辞任しています。

4月30日生まれの有名人は？

シンガーソングライターのウィリー・ネルソン（Willie Nelson）、イトーヨーカ堂の創始者・伊藤雅俊、映画『結婚しない女』のジル・クレイバーグ、タレントのMr.オクレ、女優の常盤貴子、サンドウィッチマンの富澤たけし、EXILEのATSUSHIほか。

4月30日生まれの誕生花は？

キングサリ、イチハツ、カルミア（アメリカシャクナゲ）

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