参道入口の鳥居から、石段を下って拝殿へと向かう風変わりな神社が、「下り宮」。日本三大下り宮に数えられる3社は、いずれも神代が創建という由緒ある神社で、参道を下って参拝すれば運気は上昇間違いなし。一之宮貫前神社(群馬県)、草部吉見神社(熊本県)、鵜戸神宮(宮崎県)がその3社です。
一之宮貫前神社|群馬県
所在地:群馬県富岡市一ノ宮1535
創建:安閑天皇元年(531年)、社を創建/社伝
祭神:葦原中国(あしはらのなかつくに=日本のこと)平定に功績があった経津主神と比売大神(ひめおおかみ)
概要:上野国の一之宮、上毛かるたでは、「ゆ」の札で「ゆかりは古し 貫前神社」と読まれ、群馬県民なら誰でも知っている神社
南向きに建つ社殿へは蓬ヶ丘を登り、「くだり参道」と呼ばれる石段を下って参拝
草部吉見神社|熊本県
所在地:熊本県阿蘇郡高森町草部2175
創建:不詳(社伝では神代)
祭神:日子八井命(ひこやいのみこと/彦八井耳命とも、阿蘇では国龍神、草部吉見神とも)
概要:鳥居から石段を130段下ったところに社殿が
鵜戸神宮|宮崎県
所在地:宮崎県日南市宮浦3232
創建:社伝では崇神天皇(『古事記』『日本書紀』に記される第10代の天皇ですが紀元前となります)の神代
祭神:神武天皇の父、日子波限建鵜草葺不合命(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)を主祭神に6神を祀る
概要:海岸部の東西38m、南北29m、高さ8.5mのという巨大な洞窟内(海蝕洞)に朱塗りの本殿があり、参拝するには崖にそって作られた石段を下る
中世には西の高野といわれる真言宗の道場で、明治維新の神仏分離、廃仏毀釈までは鵜戸権現
日本三大下り宮とは!? | |
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