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海神の天道念仏|船橋市

海神の天道念仏

3月第1日曜、千葉県船橋市海神の念仏堂で、『海神の天道念仏』が行なわれます。天道、つまり太陽に豊作を祈る天道念仏踊のひとつ。冬の間に弱まった太陽の力を復活させ、当年の豊作を祈願するものです。背景には江戸時代の出羽三山信仰(日本三大修験山と呼ばれていました)の隆盛があります。

出羽三山信仰の隆盛を背景に、修験道と太陽信仰が習合

念仏を唱えたあと、鉦(かね)、太鼓に合わせて、飾り付けられた祭壇の周りを踊りながら回るという海神地区に伝わる民俗行事です。
千葉県では、旧千葉郡を中心に、村ごとに春(2月〜3月)に出羽三山をかたどった祭壇を作り、豊作を祈願する天道念仏が伝承されています。
祭壇は出羽三山をかたどり、梵天を立て、中央に総奥の院の湯殿山を配していますが、湯殿山は、胎蔵界大日如来を本地仏(神の正体とされる仏)、天照大神が垂迹(すいじゃく=仏・菩薩が仮に神々の姿をとって現れること)で、太陽信仰と習合し、出羽三山講の広がりとともに天道念仏が生まれたと推測できます。

海神の天道念仏
開催日時 3月第1日曜11:00~
所在地 千葉県船橋市海神1-17-18
場所 海神念仏堂
電車・バスで 東武鉄道海神駅から徒歩10分。JR・東武鉄道船橋駅・京成船橋駅から徒歩15分
ドライブで 京葉道路船橋ICから約1.5km
問い合わせ 船橋市教育委員会文化課 TEL:047-436-2898
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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