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雷神社『鰭ケ崎おびしゃ行事』|流山市

雷神社『鰭ケ崎おびしゃ行事』

1月20日15:00~17:00、流山市の雷神社(いかづちじんじゃ)で『鰭ケ崎おびしゃ行事』(ひれがさきおびしゃぎょうじ)が行なわれます。関東一円に伝承されている「おびしゃ」(奉射・武射)の中でもユニークで古典的な行事で、弓矢によって邪悪を退散させ、豊作を祈念するもの。

七福神に扮した当番が的に向かって矢を放つ

年頭にその年の吉凶を占ったり、豊作を祈願して行なわれるのが「おびしゃ」。
流山市内では地区ごとに行なわれています。
なかでも雷神社の『鰭ケ崎おびしゃ神事』は江戸時代の享保年間(1716年~1736年)から行なわれている歴史的な行事で、千葉県の記録選択文化財、流山市の無形民俗文化財に指定されています。

鰭ケ崎地区では7軒が「おびしゃ」の当番(当番は1年間、年4回の「おこもり」など神社の神事に従事し、「おびしゃ」を取り仕切ります)で、当番は家順で7軒の中心となる先頭の家を「初戸」(ハナト)と称しています。

1月20日の当日になると、当番の7人は七福神に扮した出で立ちに。
まずは拝殿で祝詞奏上、玉串奉天、そして「トウ渡し」と称する引き継ぎが行なわれます。

あらかじめ鳥居側に据えられた赤鬼・青鬼の顔が描かれた的に向かって、拝殿から役員や来賓、七福神に扮した当番、来年の当番たちが矢を射かけます(鬼の目に当たれば吉)。

的撃ちのあとは「送り込み」。
送り込み」は、花で飾られた軽トラックに酒樽や味噌樽、「おびしゃ」道具などを乗せ、七福神姿の当番たちの先導で、道具を引き継ぐ儀式です。

神社に戻った直会(なおらい)では、新旧の当番が左右の席に分かれて座り、ご馳走が振舞われ、獅子舞や田吾作踊りが奉納され、キツネと田吾作の狂言「たねがし」も演じられます。

ちなみに鰭ケ崎という地名の由来は、東福寺に伝わる竜の鰭(ひれ)が落ちてきたという伝承に由来。
雷神社の祭神は、大雷神(おおいかづちのかみ)です。

雷神社『鰭ケ崎おびしゃ行事』|流山市
開催日時 1月20日15:00~17:00
所在地 千葉県流山市鰭ヶ崎1767
場所 雷神社
関連HP 流山市公式ホームページ
電車・バスで 総武流山電鉄鰭ケ崎駅から徒歩6分
ドライブで 常磐自動車道三郷スマートICから約5km
駐車場 なし
問い合わせ 流山市商工課 TEL:04-7150-6085
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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