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常灯寺『木造薬師如来坐像ご開帳』|銚子市

常灯寺『木造薬師如来坐像ご開帳』

1月8日(初薬師)7:00〜12:00、銚子市の常灯寺で『木造薬師如来坐像ご開帳』が行なわれます。寺伝によれば行基開山と伝えられる真言宗智山派の古刹・常燈寺(常灯寺=じょうとうじ)は、「常世田薬師」(とこよだやくし)の名で親しまれ、眼病にご利益大と篤く信仰されています。

平安時代後期の定朝様式を伝える薬師如来は国の重文

国の重要文化財に指定されている木造薬師如来坐像は、高さ140.9cm、檜材の寄木造りで全面に漆箔(しっぱく=漆を塗った上に金箔を張る)が施され、細かく彫出した螺髪(らほつ)、伏目の彫眼(ちょうがん)、ふくよかな顔、流麗な衣文(いもん)は平安時代後期の定朝様式(じょうちょうようしき)を伝えています。

奈良時代に東国を巡歴していた行基が、織幡村(現・香取市)から杓子桜の名木を取り寄せて作ったと伝えられていますが、実際は、檜材の寄木造りです。

関東における鎌倉時代初期の代表的な作例で、胎内からは、海上郡・香取郡を領有した地方領主・平胤方らの寄進で仁治4年(1243年)に仏師・豪慶が修理したと記された墨書も発見されています。
年に1回限りの御開帳なのでお見逃しなく。

また、常灯寺本堂も寛文13年(1673年)築で千葉県の有形文化財。
千葉県内では江戸時代前期の密教系仏堂の代表例となっています。

1月8日はその年最初の薬師如来の縁日「初薬師」にあたります(毎月8日と12日が薬師如来の縁日)。
当日は子供達の健やかな成長を祈願する魔除けの朱印をおでこに押してもらうことができるのでお見逃しなく。

常灯寺『木造薬師如来坐像ご開帳』|銚子市
開催日時 1月8日(初薬師)7:00〜12:00
所在地 千葉県銚子市常世田町53-1
場所 常灯寺
関連HP 銚子市公式ホームページ
電車・バスで JR総武本線銚子駅から千葉交通バス旭行きで、常世田薬師下車、徒歩10分
駐車場 なし
問い合わせ 銚子市生涯学習課 TEL:0479-24-8739
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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