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高山やぶさめ祭|2024

高山やぶさめ祭

2024年10月20日(日)、鹿児島県肝属郡肝付町の四十九所神社(しじゅうくしょじんじゃ)で『高山やぶさめ祭』が行なわれます。肝付氏の祖・伴兼行がこの地に下向した100年後から始まったとされ、900年近くの歴史を誇るのが高山流鏑馬(こうやまやぶさめ)で、鹿児島県の無形民俗文化財に指定されています。

流鏑馬は、国家安泰、五穀豊饒、悪疫退散を祈願する年占い

例年は10月第3日曜に行なわれるのが『高山やぶさめ祭』。
四十九所神社も流鏑馬の神社として名高く、8月に地元の中学2年の男子生徒のなかから射手が選定され、まず、馬に乗るところからスタートという険しい道を歩みます(町一番の大役を任せられ、プレッシャーも大)。
9月初旬から旧国鉄大隅線跡地で、9月下旬からは本番で使われる宮之馬場を使って練習を行ない本番に臨みます。
さらに『高山やぶさめ祭』2日前には柏原海岸(かしわばるかいがん)で馬、射手に「汐がけ」(禊ぎ)を実施し、当日まで宮篭り(現在は役場コミュニティセンターで寝泊り)するという古風なしきたりがあります。

本番では、330mの宮之馬場(四十九所神社社前)を駆けながら沿道に設置される3枚の的を狙って矢を放ち、これを3回繰り返します(合計9射)。
矢が的に命中すると大きな歓声に包まれますが、すべてを射抜くことはせず、最大でも8回の的中に留めるのは、今後の上達、発展を意識してとのこと。
射抜かれた的は魔除けとして縁起物とされています。

当日は、高山橋河川敷広場でえっがね(伊勢海老)味噌汁の無料配布(9:00〜整理券配布)など各種イベントが行なわれ、10:00〜やぶさめ武者行列パレード、流鏑馬開始は14:00の予定です。

ちなみに、四十九所神社の社名は、祀られる祭神の総数(天神七代、地神五代ほかの神々)が計49柱であることに由来しています。

高山やぶさめ祭|2024
開催日時 2024年10月20日(日)
所在地 鹿児島県肝属郡肝付町新富5580
場所 流鏑馬会場は四十九所神社前宮之馬場、イベント会場は高山橋河川敷広場
関連HP 肝付町公式ホームページ
ドライブで 大隅縦貫道笠之原ICから約10km
問い合わせ 肝付町役場林務水産商工課 電話:0994-67-2116 肝付町商工会 電話:0994-65-2226
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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