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世界遺産二条城の早春|2024

二条城黒書院

2024年1月4日(木)~1月29日(月)、京都府京都市中京区の二条城で、『世界遺産二条城の早春』を開催。国宝・二の丸御殿の障壁画や天井画などを間近で鑑賞できる「黒書院」 三の間の特別入室、二条城障壁画展示収蔵館において原画の公開、非公開の香雲亭で特別昼食(数量限定)などが行なわれます。

徳川家康が築城した二条城、二の丸御殿の黒書院を特別公開

二条城の二の丸御殿(国宝)は入口(車寄)から遠侍(来殿者が控える場所)、式台(将軍への用件や献上物を取次ぐ場所)、大広間(公式の対面所)、蘇鉄の間(奥の私的空間への通路の役割を果たした部分)、黒書院(大広間に次ぐ公式の場)、白書院(将軍の居間と寝室)の全6棟あり、そのうちのひとつが黒書院。
江戸時代の名称は「小広間」で、大広間に次ぐ公式の場となっていました。

二条城の「黒書院」にある対面所(一の間、二の間)は、高い位にある公家、将軍や徳川家に近しい大名が将軍に対面する場所で、三の間は、対面を前にした相手が控えた部屋でした。
江戸時代の資料から、武家よりも公家が入る頻度が高かったことも判明しています。

二の丸御殿黒書院上段の間(将軍の座)からは二の丸庭園(国の名勝)を眺める一等席です。

『世界遺産二条城の早春』期間中は、普段は廊下からの鑑賞となる「黒書院」三の間へ特別に入室ができます。
ただし、期間中も火曜は御殿観覧休止のため、入室できないのでご注意を。

二条城障壁画展示収蔵館での原画公開は、「黒書院」三の間(対面所に入室前の控えの部屋)の障壁画。
長押(なげし)の上と下でテーマが分かれ、長押の下の『松図』には、小ぶりで可憐な松とともに夏から冬へと移り変わる季節の景が、長押の上の『浜松図』には、松が林立する浜辺が描かれます。
襖(ふすま)や壁の障壁画には、苅田や寒菊など、秋から冬にかけての景観とともに松が描かれています。
松はで、将軍との対面の場である「大広間」(『松鷹図』)、そしてその前に入る「式台」には巨大な松が描かれています。

三の間の障壁画は、徳川幕府の恒久的な繁栄を象徴するモチーフ松を描くことで、この場所が将軍との対面の場の前段とな,威儀を正すべき場所であることを示しながらも、「大広間」や「式台」のように松を威圧的に描くのではなく,季節感を加えて温和な画風で描くことで、親密さを感じさせる場であることをも示しているのです。

二の丸御殿に残される壁画は、3600面もありますが、三の間の障壁画は、狩野尚信(かのうなおのぶ)の制作です。

三の間障壁画『松図』(部分)
世界遺産二条城の早春|2024
開催日時 2024年1月4日(木)~1月29日(月)
所在地 京都府京都市中京区二条通堀川西入ル二条城町541
場所 二条城 二の丸御殿黒書院
関連HP 元離宮二条城公式ホームページ
電車・バスで 地下鉄東西線二条城前駅下車、徒歩2分で東大手門。JR京都駅から市バスで17分、二条城前下車、徒歩1分で東大手門
ドライブで 名神高速道路京都南ICから約7.7km
駐車場 第1駐車場(120台/有料)、第3駐車場(20台/有料)
問い合わせ 二条城 TEL:075-841-0096/FAX:075-802-6181
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

二条城

徳川家康が京都の守護と上洛時の宿泊場所として1603(慶長8)年に築造し、3代将軍・徳川家光が伏見城の遺構を移すなどして1626(寛永3)年に完成したのが二条城(元離宮二条城)。1867(慶応3)年に15代将軍・慶喜が大政奉還を行なうまで京

 

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