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面様年頭|輪島市

面様年頭|輪島市

1月14日、1月20日、石川県輪島市で国の重要無形民俗文化財『面様年頭』(めんさまねんとう)が行なわれます。輪島崎町の輪島前神社(わじまさきじんじゃ)、重蔵神社(じゅうぞうじんじゃ)に伝わる小正月魔よけの神事。1月14日(おいで面様)と1月20日(お帰り面様)で、男面と女面をつけ夫婦神に扮した2人が氏子の家を回ります。

「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコの無形文化遺産に登録

男面(串柿面)と女面(女郎面)をかぶって先祖の夫婦神に扮した2人の子供(小学6年生)がお供の袋持ち2人を連れ、榊(サカキ)の小枝を手に輪島崎210軒の家々を北(山側)から順に回ります(おいで面様は山側から、お帰り面様は逆に海側から)。
手した榊の小枝で玄関戸を叩いて各家の厄を払い、上がり込んで神棚の前で立礼した後に神棚を背にして座ります。
当主は、面様に対して拍手拝礼して「面様、おめでとうございます」あるいは「面様ご苦労さま」と挨拶。
初穂を受け取った面様は無言のままに次の家へと向かいます。
差し袴に角衣、頭には大黒頭巾をかぶり、柔和な面をつけた子供達の装束にはお正月の楽しさがあふれています。
午前8:30頃から各神社で神事が齋行され、その後面様が神社を出発。
見学の場合は8:00頃神社へ。

「来訪神:仮面・仮装の神々」として、2018年11月29日、ユネスコ無形文化遺産保護条約第13回政府間委員会(会場はポートルイス・モーリシャス)で、ユネスコ無形文化遺産に登録されています(登録名は能登のアマメハギ)。

ユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」
(Raiho-shin, ritual visits of deities in masksand costumes)
「来訪神:仮面・仮装の神々」は、正月など年の節目となる日に、仮面・仮装の異形の姿をした者が「来訪神」として家々を訪れ、新たな年を迎えるに当たって怠け者を戒めたり、人々に幸や福をもたらしたりする行事です。
国指定重要無形民俗文化財である「来訪神」行事10件が平成30年11月29日、ユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」に登録されました。

・甑島(こしきじま)のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)
・男鹿(おが)のナマハゲ(秋田県男鹿市)
・能登(のと)のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)
・宮古島(みやこじま)のパーントゥ(沖縄県宮古島市)
・遊佐(ゆざ)の小正月行事(山形県遊佐町)
・米川(よねかわ)の水かぶり(宮城県登米市)
・見島(みしま)のカセドリ(佐賀県佐賀市)
・吉浜(よしはま)のスネカ(岩手県大船渡市)
・薩摩硫黄島(さつまいおうじま)のメンドン(鹿児島県三島村)
・悪石島(あくせきじま)のボゼ(鹿児島県十島村)

面様年頭|輪島市
開催日毎年1月14日、1月20日
所在地石川県輪島市輪島崎町1-200
場所輪島前神社・重蔵神社
関連HP輪島市観光協会公式ホームページ
ドライブで能越自動車道能登空港ICから約17km
問い合わせ輪島崎神社 TEL:0768-22-0871/重蔵神社 TEL:0768-22-0695
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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