2019年7月22日(月)、富山県南砺市荒木地内で『荒木ねつおくり祭り』。土用(どよう)の三番に病害虫の被害を防ぐとともに農作物の豊作を祈願する南砺市荒木地区に伝わる「熱送り」行事。この「熱送り」に合わせて福光商店街を中心に『福光ねつおくり七夕祭り』が行なわれます。
元禄元年から続く奇習「熱送り」
土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)直前の18日間ほど。
最初の日を土用の入り(どようのいり)と呼び、最終日(四立の前日)が節分となります。
富山県南砺地方では、1年で一番暑いとされるのが土用の三番。
その日に、大人は熱送り太鼓を打ち鳴らし、荒木地区の児童・園児ら数十名が稲の害虫を防ぐ神様「ジジ・ババ」を乗せた「荒木丸」を担ぎ、「熱送るばーい」と囃しながら、「豊作祈願」「五穀豊穣」など願い事が縛られた笹竹で稲の穂先を払い、地区内を一巡する「熱送り」行事が元禄元年(1688年)年から行なわれてきました(南砺市無形民俗文化財)。
稲の穂先が出てくるこの時期、イモチ病などの稲の病害虫を防ぐために行なわれてきた奇習です。
荒木ねつおくり祭り|南砺市|2019 | |
開催日時 | 2019年7月22日(月) |
所在地 | 富山県南砺市荒木地区 |
場所 | 荒木地区 |
電車・バスで | JR城端線福光駅から徒歩10分 |
ドライブで | 東海北陸自動車道福光ICから約3.8km |
問い合わせ | 南砺市商工会 TEL:0763-52-2038 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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