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稲生神社『亀崎の如意輪参り』|匝瑳市【2021年以降開催はありません】

稲生神社『亀崎の如意輪参り』

【2021年以降開催はありません】
2020年2月16日(日)12:00〜、千葉県匝瑳市(そうさし)の稲生神社(いなおいじんじゃ)で『亀崎の如意輪参り』が行なわれます。匝瑳市には稲生神社が数ありますが、亀崎地区の稲生神社の境内に祀られている子安神社で毎年2月中旬の日曜の午後に行なわれる女性のみの仏教行事が『亀崎の如意輪参り』です。

江戸時代から続く歴史ある安産祈願の行事

匝瑳市の無形民俗文化財に指定される『亀崎の如意輪参り』は、如意輪観音の子安信仰にもとづく安産祈願の行事で、数百年の歴史があるといわれています。
稲生神社にある子安社に3幅の軸物「如意輪観音像」、「子安観音像」、「木花開耶姫命像」(このはなさくやひめのみことぞう)を吊るして祈願参詣するもの。

笛や太鼓の音色が響き渡る中、着飾った女性たちが大きな万燈を先頭にし、独特の振りの踊り(大杉囃子)で亀崎コミュニティセンター(養浄寺の横)から子安神社まで練り歩き、御神酒で安産祈願。
亀崎コミュニティセンター~稲生神社間は駐車できないのでご注意を。

如意輪観音と子育て信仰
如意輪観音の姿は観音菩薩が如意宝珠の三昧(精神を集中して心を乱さない状態)に入った姿ともいわれ、柔和な姿から女性の徳を表現し、如意輪観音を祀る女人信仰の十九夜講(女性はお産や月経で穢れた身だから死後は血の池地獄に落ちるとされ、救済されるには女人講に集って如意輪観音菩薩に祈るようにと各宗派が説いていました)が江戸時代後期に安産や子育ての子安信仰へ変化していきました。
千葉県、とくに北総地帯には子安塔も多く、女人講が盛んだったことがわかります。
稲生神社『亀崎の如意輪参り』|匝瑳市【2021年以降開催はありません】
開催日時 2020年2月16日(日)12:00〜、2月19日直前の日曜
所在地 千葉県匝瑳市亀崎130
場所 稲生神社
関連HP 匝瑳市公式ホームページ
電車・バスで JR総武本線八日市場駅からタクシーで15分
ドライブで 銚子連絡道路横芝光ICから約6.4km
問い合わせ 匝瑳市産業振興課 TEL:0479-73-0089
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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