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祇園祭|尾道市|2024

尾道・祗園祭

2024年6月28日(金)〜6月29日(土)、広島県尾道市の尾道渡船桟橋前(渡し場通)で『祇園祭』が開催されます。久保八坂神社(厳島神社の境内社/明治初年の神仏分離以前は常称寺の境内社)の例祭で、神輿3体による「三体廻し」が繰り広げられる勇壮な祭。「尾道の三大夏祭り」のひとつに数えられています。

三体の神輿は巴(ともえ)と呼ばれる

海岸通りと渡し場通りの交差点に立った八坂神社の名前が記された一本の幟(のぼり)の周囲を、一つ巴、二つ巴、三つ巴と呼ばれる三つの地区の氏子達が担いだ三体の神輿が勢いよくまわりながらタイムを争う「三体廻し」が行なわれます。

尾道市内の亀山八幡宮、御袖天満宮、吉備津彦神社の氏子衆らが「よいやさーの、よいやさ」と威勢よく担いで「三体廻し」を行ないます。
三体廻しは19:00~、尾道渡船桟橋前(渡し場通)。
その後、神輿が海で清められ、祭のフィナーレとなります。

久保八坂神社は、鎌倉時代の正応4年(1291年)、全国で疫病が流行した時、鞆祇園宮(ともぎおんぐう=現在の沼名前神社で『お手火神事』は鞆祇園宮に関する祭礼)の分霊を勧請して創建。
創建の際、神輿をつくり、旧暦の6月7日〜6月14日まで厄病退散の祈願祭礼を行なったのが『祇園祭』始まりと伝えられています。

江戸時代になると、常称寺境内に移され、尾道村を構成した尾崎、十四日(とよひ)、御所の三ヶ所から神輿が一体ずつ担ぎ出され、浄土寺渡し場、八坂薬師堂、荒神堂浜、御所浜、築島、常称寺で三体廻しが行なわれていました。

その後、長らく中断していましたが、昭和53年に復活。

祇園祭|尾道市
開催日時 2024年6月28日(金)〜6月29日(土)、毎年6月最終土曜が三体廻し、前日金曜は宵宮祭
所在地 広島県尾道市土堂
場所 渡場通り〜尾道渡船桟橋前
関連HP 尾道観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR尾道駅から徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道尾道ICから約8km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 八坂神社 TEL:0848-37-4317/尾道三体みこし保存会事務局 TEL:080-5612-9108
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

尾道渡船

現存する尾道名物の港内渡船は尾道渡船、尾道駅前渡船(向島運航)、福本渡船の3航路。尾道水道の約300mの区間(尾道・土堂桟橋〜向島・兼吉桟橋)を3分で渡るのが尾道渡船のフェリーで、尾道最古の渡船です。兼吉渡し(かねよしわたし)、「本渡し」と

沼名前神社『お手火神事』|福山市|2024

2024年7月13日(土)20:00〜、広島県福山市の沼名前神社(ぬなくまじんじゃ=鞆祇園宮)で『お手火神事』が斎行。旧暦6月4日に執り行なわれたもので、現在は7月第2日曜の前夜に斎行。長さ4m、重さ150kgの大松明(だいたいまつ=大手火

 

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