サイトアイコン ニッポン旅マガジン

造幣局『桜の通り抜け』|大阪市|2024

造幣局『桜の通り抜け』

2024年4月5日(金)~ 4月11日(木)、大阪市の造幣局で『桜の通り抜け』が行なわれます。134種338本の桜が満開を迎える4月中旬には毎年『桜の通り抜け』が行なわれ、大勢の花見客で賑わいます。造幣局南門(天満橋側)から北門(桜宮橋側)への一方通行(距離約560m)。インターネットによる事前申込制(先着順)です。

明治16年に始まった歴史ある『桜の通り抜け』

インターネットによる事前申込制(先着順)で、受付開始は3月18日(月)9:00、事前に申込みしていない場合は入場できませんので注意を。

期間中、造幣局周辺では交通規制が実施、さらに駐車場の用意はないので、公共の交通機関の利用を。
会場内での飲食は、不可で、全面禁煙となっています。
ロープなどで表示している区域内への立入は禁止、日傘、自撮り棒の使用は不可、ペット同伴は不可、自転車での入場は不可などマナーを守って観賞を。

造幣局では、毎年、桜の通り抜けを記念して、桜の通り抜け会場(本局構内)で、「桜の通り抜け貨幣セット」を販売しています(当日分が売り切れた場合は、当日の販売を終了)。

造幣局と『桜の通り抜け』の歴史
大阪の造幣局は、天満・川崎村にあった旧幕府の御破損奉行(大坂城の修理、維持管理を担う役人)の役宅と資材置き場、米蔵、さらに津藩(藤堂藩)などの蔵屋敷跡が接収されて築かれました。
世界最大規模の貨幣工場は、機械一式を閉鎖中の香港造幣局から6万両で購入。
明治元年11月に着工し、明治4年4月に完成していますが、総工事費は、当時の国家予算の3割にも相当する巨費でした。
造幣局の桜は、明治の初年に天満川崎にあった津藩(藤堂藩)の大坂蔵屋敷(泉布観の北側)から移植されたもの。
品種が多く、しかも蔵屋敷内には他では見られない珍しい里桜が集められていました。
今に続く『桜の通り抜け』は、明治16年、当時の造幣局長・遠藤謹助(えんどうきんすけ=伊藤博文や井上馨らとともに英国に密航留学した長州五傑のひとり)が「局員だけの観桜ではもったいない。大阪市民の皆さん方と共に楽しもうではないか」と発案し、満開時の数日間構内川岸を開放し、当時は今の源八橋下流まであった桜並木の通り抜けが始まりました。
造幣局『桜の通り抜け』|大阪市|2024
開催日 2024年4月5日(金)~ 4月11日(木)
時間 平日10:00~19:30、土・日曜は9:00~19:30
所在地 大阪府大阪市北区天満1-1-79
場所 造幣局本局
関連HP 造幣局公式ホームページ
電車・バスで 地下鉄谷町・京阪本線天満橋駅北出口から徒歩10分、JR東西線大阪天満宮駅2番出口から徒歩15分、JR東西線大阪城北詰駅3番出口から徒歩15分
駐車場 なし
問い合わせ 造幣局広報室 TEL:06-6351-5105
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

画像協力/(公財)大阪観光局

造幣局広島支局『花のまわりみち』|2024

2019年3月15日

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了