毎年10月第3日曜、鹿児島県肝付町の四十九所神社(しじゅうくしょじんじゃ)で『流鏑馬祭』が齋行されます。若武者が馬にまたがり、馬場を駆け抜けながら3本の矢を放つ古式ゆかしい伝統行事。四十九所神社前の宮之馬場で執り行なわれます。射手は、地元の中学2年生になる男子生徒の中から選抜。鹿児島県の無形民俗文化財。
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馬上から330mの宮之馬場を3回駆け抜けながら、1回に3つの的を次々と射るもの。
2日前には人と馬は、ともに柏原海岸まで7kmの道を歩き、お清めの「汐がけ」を行ない、その日から宮籠もりとなります。
かつては10月19日が四十九所神社大祭日でしたが、現在は10月第3日曜に行なわれています。
四十九所神社は、永観2年(984年)、伴兼行が薩摩掾(さつまのじょう)に任官され、下向する際に伊勢の神宮から分霊を勧請して創建したと伝えられる古社。
祭神の総数(天神七代・地神五代・五部之神と他三十二柱併せて四十九柱)が社名の由来です。
流鏑馬が始まったのは平安時代の末と伝えられ、900年以上の歴史を有しています。
参道(宮之馬場)は流鏑馬神事のために道路の半分が未舗装に。
四十九所神社『流鏑馬祭』|肝付町 | |
開催日時 | 毎年10月第3日曜 |
所在地 | 鹿児島県肝属郡肝付町新富5580−ロ |
場所 | 四十九所神社 |
関連HP | 肝付町観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 大隅縦貫道笠之原ICから約約11km |
問い合わせ | 肝付町産業創出課 TEL:0994-67-2116 |
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