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第2回駿府家康囲碁まつり|静岡市|2016

徳川家康は、駿府城に隠居したいわゆる「大御所時代」に囲碁の発展に寄与し、その功績により日本棋院が平成16年から始めた「囲碁殿堂」入りの第1号となっています。そんな徳川家康を顕彰して静岡市民文化会館を会場に行なわれるイベントが『駿府家康囲碁まつり』です。

セレモニーと公開対局のみ見学自由

プロ棋士参加の囲碁大会、竹千代杯こども囲碁大会、プロ棋士参加の100面打ち、公開対局などが行なわれます。

『第2回駿府家康囲碁まつり』参加予定のプロ棋士は、石田芳夫九段、大矢浩一九段、大垣雄作九段、村松竜一八段、 高梨聖健八段、山田晋次六段、王唯任五段、知念かおり五段、青葉かおり五段、 金艶四段、三村芳織三段、下坂美織二段、伊藤健良初段。

大会議室におけるセレモニー(12:40~13:10)と公開対局(14:30~16:30)は見学自由。高梨聖健八段VS野崎清楓さん(磐田南高校3年、第40回県高校囲碁選手権大会女子の部優勝者)。解説は石田芳夫九段(第24世本因坊秀芳)。
その他は事前申込制となっているので注意が必要。

家康は近世囲碁の発展、振興に絶大な貢献

徳川家康の囲碁好きは、『駿府政事録』、『慶長日件録』、『駿府記』、『徳川実記』、『言經卿記』(ときつねきょうき)などに記されています。
とくに『言經卿記』には天正20年(1592年)から数年間に渡り数十回以上、碁打衆を呼び宴会・碁会を開いたことが記されています。
ちょうど、家康は関東入封直後の時期で、秀吉の朝鮮出兵、家康の名護屋城在陣から、秀吉の死去に至る時代。
碁を楽しみながら、秀吉亡き時代を待っていたのでしょうか。浅野長政・伊達政宗・細川幽斎・織田信雄らは家康の好敵手だったそう。

幕府を開いた後も碁に対する熱意は衰えません。
慶長13年(1608年)、駿府城の家康御前にて本因坊算砂(ほんいんぼうさんさ)と林利玄の対局が行なわれています。
信長、秀吉、家康の御前で対局した本因坊算砂は、江戸幕府から俸禄を受けて家元本因坊家の始祖となっています(家康と同時に囲碁殿堂入り)。

家康は碁打衆を保護、「御城碁」(おしろご=江戸時代に囲碁の家元四家の棋士により、徳川将軍の御前にて行なわれた対局)の基盤を築いて「近世囲碁の発展、振興に絶大な貢献」(日本棋院)をしたのです。

秀吉存命中にも上洛して囲碁三昧だった家康
第2回駿府家康囲碁まつり|静岡市|2016
開催日時 2016年10月30日(日)9:00~16:30
所在地 静岡県静岡市葵区駿府町2-90
場所 静岡市民文化会館
電車・バスで JR静岡駅北口から徒歩25分。または、静岡鉄道新静岡駅・日吉町駅から徒歩10分
ドライブで 東名高速道路静岡ICから約4.5km
駐車場 静岡市民文化会館前駐車場(246台/有料)
問い合わせ 駿府家康囲碁まつり実行委員会事務局 TEL:054-221-1040/FAX:054-221-1407

 

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