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ああ、しあわせの田んぼよどこへ〜東京湾フェリーで行く南房総の旅

この記事は「熊山准のおブログ」から寄稿していただきました。
元記事はコチラ ▶ ああ、しあわせの田んぼよどこへ〜東京湾フェリーで行く南房総の旅 : 熊山准のおブログ

いきなり地味な写真で恐縮ですが、結局ね、ぼくはこういう炊き合わせが好きなんですよ。田舎のカチカチ仕出し弁当のつけあわせとして添えられるやつ。そんなおふくろの味はじめ、畑でのピーナツ掘りに、新米のすくい取り、棚田のライトアップを含め、収穫の秋を全身で受け止めるアグリツーリズムな南房総の旅・後編がこちらです。


ちっこいのが前編の舞台きょなん。館山を包囲しているのが南房総市、右端が鴨川市。


ちょっちルートが違いますが、本日の行程。
 

【鋸南町(きょなんまち)】紀伊國屋で朝ごはん


豪勢だった夕食に比べて朝食は普通。いつも思いますが、個人的には卵かけご飯が食べたい。


宿から5分で内房の海。富津市名物、竹岡式ラーメンは夜食で、食い切れなかったもの。
 

【鋸南町】茹でピーナツは、掘りたてを茹でるべし


一行は道の駅保田小近くの白田農園さんにやってきました。


こちらで非公式の落花生収穫体験をいたします。


ピーナツって土の中にできるって知っとった? 明日香くんもご満悦。


主婦のごとくパンパンに詰めました。


畑では朝茹でのピーナツとコーヒーが振る舞われてサイコー。


じゃがいもみたいにホクホクして美味。なお、茹でピは収穫当日に茹でないとダメよ。
 

【南房総市】1泊5500円でおふくろの味を満喫・自然の宿 くすの木


一転、南房総市の山奥へ。こちら小学校をリノベした宿「くすの木」です。


樹齢750年の楠木がドンとかまえるロケーション。


そこでいただきますのは、地元のお母さんが手がける全20品のふるさと料理バイキング!


花柄がかわいい「房州太巻き寿司」。


山芋の水子的なむかごの、柚子味噌和え。ホクホク。


要予約の団体用ランチバイキングですが、普通に泊まっても1泊2食5500円と激安の宿。


むむむ、相変わらず盛り付けが下手。


食後にクスノキ様にご挨拶。蜘蛛の巣だらけになったわい。


売店ではオールドスクールな盆菓子がナウオンセール。


満腹になったところで、件の房州太巻き寿司作りにチャレンジ!


作るなら食前の方が良かったなと思いつつ…まずはピンク飯を5等分します。


それぞれを海苔でスティック状に巻き巻き。


こいつが花びらになるって寸法でさ。


白飯で3つのウネと、大地を作りーの。


かんぴょうとか、さっきのスティック飯をのせーの、卵5個使用の卵焼きで捲きーの。


斬る! ポイントは真ん中からぶった斬る。


リクルートの先輩がウヒョー!って喜ぶほどの出来映え。


四人家族の腹なら120%満たせるヘビー級のズッシリ飯。帰宅後しばらくこれでした。
 

【鴨川市】みんなみの里で、新米すくい取り


鴨川市にやって来ました。鴨川で農業体験型アミューズメント施設といえばここ。


小豆島で開催された「第30回 日本一どでカボチャ大会」で3位に輝いた作品。


ここでは南房総取材ツアー恒例?の、長狭米のすくい取り大会にチャレンジ。


あんまり期待していなかったんですが、けっこうガッポれました。1kgオーバー。
 

【鴨川市】大山千枚田 棚田の夜祭り


というわけで、旅はいよいよ佳境に入り「棚田の夜祭り」へ。


10月21日〜23日は入場料1000円いただきまして、出店に松明にステージにとお祭り状態。


この辺に伝わる野菜メインの田舎寿司450円。太巻がなければ食べてみたかった…。


旅のお供は、丸っこいおじさんばかり。ビールは早々に売り切れたので来年の課題。


まだ明るいうちですが、ボランティアにより3000本のたいまつに火がくべられます。


手前の火はぼくが点けました。


もっと暗い方が良いと思いがちですが、実は見ごろは日没前後のこの時間帯。


なぜなら照明と田んぼ、両方のディテイルが目視・撮影できるからです。


ちなみに性能の低いカメラで撮影する場合は、あえてピンボケにした方がいいかも。


あるいはこうして手前のたいまつにピンあわせたりしてね。


まるで夕焼けみたいなグラデーションを描く、たいまつ。


あらゆるイベントに出没するレッドブルエナジャイザーズも来たよ!


ステージでは地元バレエ団によるあやしい田楽能が奉納中。音楽が良い。


日もとっぷり暮れた頃、大団円の花火もありますが、フェリーの時間ゆえタイムアップ!


なお、2017年1月4日までは、こんな具合で1万個のLEDでライトアップ(無料)。


いつになく遅い最終便で横須賀市久里浜港へと帰ったのでした。充実。

食欲コントロールはうまくいかなかったものの、前編含め「アート」「グルメ」「温泉」「里山」と過去5回訪れた南房総の旅では、個人的に最高のコースでした。とりわけ、素泊まりなら3300円の宿「くすの木」は貧乏旅行者としても要チェック(田舎料理を食べないのかというツッコミはさておき)。今度使おっと。

以上、東京湾フェリーと南房総4市1町村がお届けする秋の旅でした。おしまい。

関連リンク
千葉県 鋸南町 安房温泉 紀伊乃国屋グループ公式ホームページ
都市交流施設・道の駅 保田小学校 | 千葉房総半島 鋸南町の道の駅
・自然の宿 くすの木
・鴨川市総合交流ターミナル「みんなみの里」
日本一どでカボチャ大会 公式ホームページ
長狭米プロフィール
千葉県/鴨川市 大山千枚田保存会 棚田の保全と都市農村交流による共生。
棚田の夜祭り2016 – カモ旅

 

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