千葉県立美術館では、企画展『メタルアートの巨人-津田信夫』を開催。展覧会では、豊富な作品と関係資料を展示し、メタルアートの巨人、津田信夫の生涯の歩みを紹介。
津田信夫の初期から晩年までの金工作品を中心に展示
明治8年、佐倉城下に生まれた津田信夫(つだしのぶ)は、金属を素材とするメタルアート(鋳金工芸)の分野で多大な功績を残しました。
直線的デザインを特徴とするアール・デコ最盛期の大正時代にフランスを訪れ、そのエッセンスを吸収して動物表現などに優れた作品を発表しています。
また、明治以降最大規模のメタルアートといえる国会議事堂正面扉群の制作を監督するほか、40年余に渡り東京美術学校で指導し、多くの逸材を育てました。
作品展では、メタルアートの巨人、津田信夫の初期から晩年までの金工作品に、陶器などを加えた84点を、活動をともにした工芸家の関連作品とともに展示。
また、国会議事堂の扉製作をはじめとした依嘱製作事業に関するコーナーを設け、津田信夫の業績を紹介しています。
主な展示作品
津田信夫
《憂鬱(ゆううつ)の婦人像》/《壺形アラビヤ文青銅花瓶》/《兎》/《英雄闘志》/《鳳翔薫炉(ほうしょうくんろ)》/《白鳥》ほか
関係作家
大島如雲(じょうん)《小槌鼠香炉(こづちねずみこうろ)》/岡崎雪聲(せっせい)《二宮尊徳置物》/沼田一雅(かずまさ)《猪》/杉田禾堂(かどう)《真珠飾黄銅花瓶》/高村豊周(とよちか)《青銅花入》/フランソワ・ポンポン《シロクマ》ほか
関連事業
美術講演会1
2016年11月19日(土)13:30~15:00
「最後のマイスター 津田信夫の依嘱製作」
千葉県立美術館主任上席研究員・中松れい
聴講無料、先着順(当日12:30から受付)、200名
美術講演会2
2016年12月17日(土)13:30~15:00
「津田信夫とフランソワ・ポンポン-アール・デコのパリをめぐって」
群馬県立館林美術館学芸係長・神尾玲子
聴講無料、先着順(当日12:30から受付)、200名
ギャラリー・トーク
会期中の毎週日曜と11月3日(土)
13:30~14:00
参加無料(入場料は必要)、事前申し込み不要
千葉県立美術館企画展『メタルアートの巨人-津田信夫』 | |
開催日時 | 2016年10月25日(火)〜2017年1月15日(日)9:00〜16:30(入館は16:00まで) 月曜(祝日の場合は翌日)、12月28日(水)〜1月4日(水)休 |
所在地 | 千葉県千葉市中央区中央港1-10-1 |
場所 | 千葉県立美術館 |
関連HP | 千葉県立美術館公式ホームページ |
電車・バスで | JR京葉線・千葉都市モノレール千葉みなと駅から徒歩10分 |
ドライブで | 東関東自動車道湾岸習志野ICから約12km |
駐車場 | 78台/無料 |
問い合わせ | 千葉県立美術館 TEL:043-242-8311/TEL:043-241-7880 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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