毎年6月の第1金・土曜、富山県小矢部市で『津沢夜高あんどん祭』が開催。武者絵の大行燈が激しくぶつかり合うことから、「喧嘩夜高祭」とも。両日19:00 ~ 24:00には、津沢中心街で錬りまわし、21:00 ~ 24:00にあんどん広場前道路でぶつかり合いが。
「喧嘩夜高行燈引き廻し」がハイライト
江戸時代初期の承応2年(1653年)、鎮守社に伊勢神宮から分霊を勧請した際に、加越の国境(現在の石川・富山県境)の倶利伽羅峠(くりからとうげ)で日が暮れてしまいました。
村人は手に道しるべの行燈を持ち行列を迎えたといい、これが祭りの起源となっています。
夜高は、行燈、山車、釣りものからなり、大きいものは高さ7m・長さ12m。
見せ場は、「喧嘩夜高行燈引き廻し」で、向かい合った双方の夜高行燈が、総裁許の掛け声で激しくぶつかり合い、相手側の山車、釣りものを壊していく場面。
祭りが最高潮に達するのは23:00~0:00頃。
「例年は、金曜日のほうが観光客が少なくゆっくり見物できます」とのこと。
同様の夜高祭は、砺波市(『となみ夜高祭り』、『庄川観光祭(庄川夜高行燈)』)、南砺市福野町(『福野夜高祭』=夜高祭のルーツ)などでも行われています。
越中国砺波郡新西嶋村(現・富山県小矢部市新西)出身の沼田喜三郎が移住したのが始まりという北海道沼田町(小矢部市と姉妹都市)でも『沼田町夜高あんどん祭り』が行なわれています。
津沢夜高あんどん祭|小矢部市 | |
開催日時 | 毎年6月の第1金・土曜 |
所在地 | 富山県小矢部市津沢 |
場所 | 小矢部市津沢市街地 |
関連HP | 小矢部市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR石動駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 能越自動車道小矢部東ICから約4km。北陸自動車道小矢部ICから約5km |
駐車場 | 300台(無料)株式会社ゴールドウィン津沢コミュニティプラザ |
問い合わせ | 小矢部市商工会津沢支所 TEL:0766-61-2356 |
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