2024年2月4日(日)10:00~14:00、静岡県掛川市で『第36回遠州横須賀凧揚げまつり』が行なわれます。横須賀凧をはじめ全国の凧愛好家による各地の自慢の凧が集り、遠州名物のからっ風を受けて大空に舞う風物詩。子供でも上手に揚げることができる無料凧作り教室(先着100人)も開催されます。
戦国時代、通信などに活躍した横須賀凧
掛川市横須賀地区では奇想天外でユニークな形と色彩が特徴の「横須賀凧」が制作されています。
掛川市横須賀地区周辺は、戦国時代に徳川家康と武田信玄の勢力争いの激戦地。
とくに高天神城(たかてんじんじょう)は、「高天神城を制するものは遠州を制する」といわれ、争奪戦の中心に。
そんな歴史を有した土地柄を背景に、「横須賀凧」は、戦国時代、敵の陣地の測量や、凧の尾に密書を託して援軍を求めるなどの通信手段などに利用されたといわれています。
たとえば「巴」(ともえ)と呼ばれる凧は、三段式で上部に初代横須賀城主・大須賀康高(おおすがやすたか)率いる徳川軍の「三つ巴」、中段に武田方の菱紋、遠州灘の荒波と風紋、下段に徳川家康の軍扇を配し、遠州灘のこの地で徳川軍が武田軍を挟み撃ちにしている様子を表しているのだとか。
横須賀凧が祝凧として多彩になったのは、寛延2年(1749年)、横須賀藩主・西尾忠尚(にしおただなお)の加増を祝って、家臣たちが凧を揚げたことに由来しています。
江戸時代中期以降には庶民の遊びとしても広まりました。
ただし、荒天の場合、凧揚げは行ないません。
第36回遠州横須賀凧揚げまつり|掛川市|2024 | |
開催日時 | 2024年2月4日(日)10:00~14:00 |
所在地 | 静岡県掛川市西大渕3301 |
場所 | 遠州夢咲農協大須賀ライスセンター |
関連HP | 掛川市公式ホームページ |
電車・バスで | JR袋井駅から横須賀車庫行き、または、大東支所行きで20分、西田町下車 |
ドライブで | 東名高速道路袋井IC、または、掛川ICから約15km |
駐車場 | イオンタウン駐車場を利用 |
問い合わせ | 掛川市役所大須賀支所 TEL:0537-48-1000 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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