毎年8月18日、福島県檜枝岐村(ひのえまたむら)で『鎮守神社祭礼奉納歌舞伎』が行なわれます。鎮守神社殿の前に建てられた茅葺きの拝殿兼用の歌舞伎舞台で奉納歌舞伎が行なわれるのは、5月12日の『愛宕神祭礼』と8月18日の『鎮守神社祭礼』の2回。黒森歌舞伎(山形県酒田市)とともに東北2大地歌舞伎のひとつです。
国の重文「檜枝岐の舞台」で演じられる!
神に捧げる奉納歌舞伎として、神と村人の両方を楽しませてきた農村歌舞伎(地歌舞伎)の檜枝岐歌舞伎。
枝岐歌舞伎は、江戸時代に神宮(伊勢神宮)を参拝した村人が、江戸でひのき舞台の歌舞伎を観劇、見よう見まねで再現したのが始まりと伝えられています。
平成16年3月に東京・国立劇場で地方の地芝居としては異例の単独公演を果たした「千葉之家花駒座」(村民30名で構成)が伝統を大切に守り続けています。
歌舞伎の舞台となる「桧枝岐の舞台」は国の重要文化財で通称「まいでん」。
現存する舞台は、明治26年の大火で焼失後、明治30年頃の再建と推測されています(国立劇場公演を行なった際には、劇場側で檜枝岐の舞台そっくりの舞台装置を再現しました)。
入場無料。
鎮守神社祭礼奉納歌舞伎|檜枝岐村 | |
開催日時 | 毎年8月18日 |
所在地 | 福島県南会津郡檜枝岐村下ノ原 |
場所 | 檜枝岐の舞台 |
関連HP | 尾瀬檜枝岐温泉観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 野岩鉄道会津高原尾瀬口駅からバスで1時間10分 |
ドライブで | 東北自動車道西那須野塩原ICから約90km |
駐車場 | 臨時駐車場を利用 |
問い合わせ | 尾瀬檜枝岐温泉観光協会 TEL:0241-75-2432 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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