愛媛県松山市の道後温泉にある古刹、円満寺。道後温泉本館から東へ徒歩で3分ほどのところにある、弘仁3年(812年)創建という浄土宗の寺で、本尊は阿弥陀如来。境内に湯の大地蔵尊という一寸ニ尺(3.67m)の巨大な地蔵尊像が鎮座しています。行基が楠の大木に彫ったと伝えられ、延命地蔵、火除け地蔵の名も。
基自刻と伝わる湯之大地蔵尊は必見
「帰りに円満寺とかいふ寺の地蔵尊を見る。行基の作とやら言ひ伝へてゐるが、妙な色で塗りなほしたのが見るからに厭であった」(高浜虚子『伊予の湯』)。
俳人・小説家の高浜虚子が、道後温泉を題材に著した『伊予の湯』(大正8年)では、「妙な色で塗りなほした」と記されているのがこの湯の大地蔵尊。
安政元年(1854年)、安政南海地震のために道後温泉の湯が止まった時には、この地蔵に祈願し、翌年再び湯が湧出したとされています。
また、この地蔵尊に願掛けしてから道後の湯に入れば長生きするとも。
円満寺 | |
名称 | 円満寺/えんまんじ |
所在地 | 愛媛県松山市道後湯月町4-49 |
関連HP | 松山市公式ホームページ |
電車・バスで | 伊予鉄道道後温泉駅から徒歩9分 |
ドライブで | 松山自動車道松山ICから約7km |
駐車場 | 道後温泉駐車場(100台/有料) |
問い合わせ | 円満寺 TEL:089-946-1774 |
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