愛媛県内子町の文化財に指定される河内(かわのうち)地区の屋根付き橋が田丸橋。昭和18年の洪水で流出しましたが翌年には再建されています。木炭製造の盛んだったころは出荷の際の炭俵の保管倉庫、農作物の保管場所、農作業途中の休憩場所としても活用されたのだとか。土木学会選奨土木遺産。
昭和19年架橋の屋根付きの橋は土木学会選奨土木遺産に
全長12mの木橋は、手すりや屋根部分が杉材、橋板と屋根の梁(はえい)には水に強いという耐水性に優れているシバグリ(柴栗)が使われています。
現在、田丸橋の保存会が結成され、屋根の杉の葺き替え、木製の橋脚の取り換えなどの保全が行なわれています。
そんな昔ながらの風情から、ドラマ『坂の上の雲』で、「正岡子規の実家近くの橋」という設定で、正岡子規の妹・律(菅野美穂)が幼馴染の秋山真之(本木雅弘)を追いかけて駆けていく場面のロケ地になっています。
ちなみに石畳地区の弓削神社境内の池にかかる太鼓橋も屋根付き橋です。
田丸橋 | |
名称 | 田丸橋/たまるばし |
所在地 | 愛媛県喜多郡内子町河内2201 |
関連HP | 内子町公式ホームページ |
電車・バスで | JR内子駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 松山自動車道内子五十崎ICから約6km |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 内子町ビジターセンター TEL:0893-44-3790 |
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