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笠置峠古墳

笠置峠古墳

愛媛県西予市宇和町と八幡浜市釜倉の境、笠置峠(かさぎとうげ)にある前方後円墳が、笠置峠古墳。江戸時代に参勤交代にも使われ、四国遍路の人々が行き交った八幡浜街道・笠置峠ですが、古墳時代前期の4世紀初め頃に築かれた墳丘長45mの前方後円墳が現存しています。愛媛県の史跡に指定。

標高410mのピークに築かれた古墳時代前期の前方後円墳

八幡浜街道・笠置峠の山頂ともいえる標高410mのピークを利用してその稜線を使って築かれているのが笠置峠古墳。
前方部を西に、後円部を東に配した前方後円墳で、木を払って復元しているので、Googleの空撮マップを見ても、よくわかります。
宇和盆地一帯を治めた首長の墓で、通常の前方後円墳に多い、鍵穴型ではなく、しゃもじ型になっています。
古墳の法面の葺石(ふきいし)が復元され、往時の姿を偲ぶことができます。

墳丘上からは宇和海や佐田岬半島、遠く九州まで眺望するので、埋葬された首長は海上交通を掌握し、ヤマト王権や九州の首長、大陸との交流も推測できます。

笠置峠の南斜面(標高358m~359m)には、南予唯一の方墳である東大谷古墳(西予市宇和町/7世紀頃)があります。

西予市宇和町の地中池横から、狭いながらも林道が笠置峠古墳直下まで通じているので車でも到達できますが、かなり狭く見通しの悪い林道なので、運転には十分注意が必要です。

笠置峠古墳
名称 笠置峠古墳/かさぎとうげこふん
所在地 愛媛県西予市宇和町岩木1518
関連HP 西予市公式ホームページ
問い合わせ 西予市スポーツ・文化課 TEL:0894-62-6416/FAX:0894-62-6591
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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