愛知県名古屋市熱田区、名古屋の副都心、金山の地名の由来にもなっている神社が金山神社(かなやまじんじゃ)。もともとは熱田神宮修理の鍛冶職である尾崎氏の宅跡で、熱田台地で冶金(やきん)を起こした尾張鍛冶発祥の地となっています。
熱田神宮の鍛冶職の尾崎氏が勧請した社
応永年間(1394年~1427年)、熱田神宮の鍛冶職だった尾崎善光が鍛冶の神様である金山彦命(かなやまひこのみこと)を勧請して創建。
江戸時代には岡谷家(現・岡谷鋼機=鉄鋼、機械などを扱う独立系商社)など金物商の信仰が隆盛となり、金物業界の有志が金榮・升榮の二講を結んで社殿を造営。
金山の氏神で、現在でも愛知県内の金属業者の信仰を集めています。
例祭の『ふいごまつり』は、鞴(ふいご)を使った時代を今に伝える祭りで毎年11月8日に盛大に齋行されています。
ちなみに、保元の乱に敗れた源為朝(みなもとのためとも)の次男・尾頭義次はこの近くに館(尾頭城/金山神社西の住吉神社あたりと推測されている)を構えたと伝えられています。
金山神社 | |
名称 | 金山神社/かなやまじんじゃ |
所在地 | 愛知県名古屋市熱田区金山町1-16−19 |
電車・バスで | JR・地下鉄金山駅から徒歩5分 |
ドライブで | 名古屋高速都心環状線東別院出口から約2.5km。または、名古屋高速3号高辻出口から約3km |
駐車場 | なし/周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 金山神社社務所 TEL:052-682-7868/FAX:052-682-7868 |
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