サイトアイコン ニッポン旅マガジン

奥山田のしだれ桜

奥山田のしだれ桜

愛知県岡崎市奥山田町のしだれ桜の巨樹が奥山田のしだれ桜。大宝2年(702年)、持統天皇(女帝)が霊峰・村積山(三河富士)へ行幸した際に手植えしたと伝えられるエドヒガンの巨樹。樹齢は伝承が正しければ1300年という老木です。一帯は物部氏ゆかりの地で、持統天皇はこの地を訪ねる行幸の直後に藤原京で崩御しています。

持統天皇手植えという伝承もありますが、推定樹齢は750年

推古天皇の御代に、物部守屋の次男・真福(まさち)が真福寺を建立し、守護神として村積大明神を祀った伝えられ、伝説が正しければ持統天皇は三河国を律令制度に組み込むために村積山に参拝したと推測できます。

奥山田のしだれ桜は、樹高17m、幹周2.4m、枝張りは東西15m、南北17mにおよびます。
樹齢は1300年ともいわれますが、推定樹齢は750年。
岡崎公園など周辺に咲くソメイヨシノより10日ほど早く咲き始め、見頃は例年3月下旬〜4月上旬。
開花期には『奥山田のしだれ桜まつり』が行なわれ、期間中は奥山田町公民館に桜茶屋が開設されるほか、ライトアップ(18:00~21:30)も実施されます。

「奥山田のしだれ桜保存会」によれば、「咲き初めの淡いピンク色から、満開のころには白桜、散り始めると薄墨色へと色合いの変化も楽しめます」とのこと。

ちなみにしだれ桜の入口の細川町は、全国の細川さんのルーツ。
肥後熊本藩主の細川氏もここがルーツなのです。

奥山田のしだれ桜
名称 奥山田のしだれ桜/おくやまだのしだれざくら
所在地 愛知県岡崎市奥山田町松ケ入
関連HP 岡崎市公式観光サイト
電車・バスで 名鉄東岡崎駅から名鉄バス奥殿陣屋行き、足助行きで北斗台口下車、徒歩20分
名鉄東岡崎駅から名鉄バス北斗台団地経由奥殿陣屋行き、川向行きで3号公園前下車、徒歩10分
駐車場 臨時駐車場や村積山自然公園駐車場(50台/桜まで500m)、奥山田町墓苑駐車場台(30台/桜まで400m)/無料
問い合わせ 岡崎市観光協会 TEL:0564-64-1637
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

岡崎の桜まつり|2024

2019年3月4日

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了