尾瀬沼への最短ルートとして人気の尾瀬沼山峠。列車・バス利用の場合の会津側玄関口は会津鉄道・野岩鉄道の会津高原尾瀬口でしたが、2024年9月30日(月)に会津高原尾瀬口〜尾瀬沼山峠のバスが廃止され、10月1日(火)からは会津鉄道・会津田島駅発に変更、所要時間も2時間20分となります。
尾瀬沼日帰りの場合は尾瀬での滞在時間が減少に
路線バスを運行する会津バスによれば、南会津・檜枝岐管内を運行している「檜枝岐線」と「内川線」を1つの路線に再編(統合)し、会津田島駅~山口・内川~檜枝岐・尾瀬を結ぶ、新たな「檜枝岐線」として10月1日(火)から運行を始めるとのこと。
これによって、会津高原尾瀬口駅~内川間、針生緑屋前~駒止湿原入口間、小塩~宮沢清水屋前間の路線が廃止となります。
ルート的にはこれまでの国道352号経由ではなく、国道289号経由なので、少し遠回りになります。
変更直後の10月は、10月1日(火)〜10月15日(火)の運転で、1日4往復。
始発は会津田島駅10:00発で、尾瀬沼山峠12:20着。
これまでだと会津高原尾瀬口駅9:40発、尾瀬沼山峠11:40着だったので、出発時刻が20分遅くなり、さらに所要時間も20分増えて到着が40分遅くなることに。
東武鉄道の特急「リバティ会津」が会津田島駅まで直通するので、少し余分に時間と料金がかかるのを除けば、不便というわけではありませんが、「尾瀬日帰り」も可能だったこのルート、尾瀬沼・長蔵小屋周辺での滞在時間が短くなることに。
帰路も尾瀬沼山峠15:50発、会津高原尾瀬口駅17:50着だったのが、尾瀬沼山峠15:00発、会津田島駅17:20着で、17:48発のリバティ会津に接続ということになり、トータルで、尾瀬滞在時間が1時間30分も短縮することに。
尾瀬沼周辺で1時間少々しか滞在時間がないので、かなりハードな尾瀬沼日帰りプランになってしまいます。
鉄道ファンや、尾瀬登山の人が注目するのは、私鉄唯一という東武の「尾瀬夜行」がどうなるかという点。
現在は、浅草駅〜会津高原尾瀬口駅に運転され、会津高原尾瀬口駅で会員バスに接続しています。
今季(10月の運転)もそのまま会津高原尾瀬口駅終着になっていますが、はたして来シーズンは、会津田島駅になるのでしょうか?
もし、そうなれば、会津高原尾瀬口駅は、名ばかりの尾瀬口なので、野岩線開業当時の会津高原駅(国鉄会津線時代には会津滝ノ原駅でした)に戻すという手もあるのかもしれません。
会津高原尾瀬口〜尾瀬沼山峠のバスが廃止! 会津田島駅発にルート変更 | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag