2024年6月2日(日)9:00~17:00、秋田県大仙市の大曲市民会館で、『第33回秋田おばこ節全国大会』が開催。「民謡王国秋田」ですが、なかでも最も重要な民謡とされるのが、秋田おばこ節。その伝承と普及を図るため、毎年開催されているのど自慢大会です。
「おばこ」とは未婚の若い娘のこと
秋田おばこ節は、秋田県東部の仙北市を発祥とする、素朴な中に艶美と哀愁をたたえた曲。
秋田県下一円で広く踊唄として酒席などで歌われてきたのが「秋田おばこ節」です。
「おばこ」とは未婚の若い娘のことで、そのルーツは、仙北地方と馬市の開かれた岩手県盛岡市を往来する庄内馬喰(しょうないばくろう)の労働歌だとされ、山形県庄内地方で唄われていた「庄内おばこ節」(旅の商人と村娘の逢瀬を村人がはやした唄で、山形県飽海郡遊佐町がルーツとも)が伝わったもの。
大正11年、佐藤貞子が平和記念東京大博覧会・全国芸能競演会で歌って優勝、一躍全国区の歌となったのです。
『秋田おばこ節全国大会』では、大賞の部、熟年の部(大会当日に満年齢75歳以上の人)、年少の部(中学生以下)の3部門で競われ、プロ・アマ問わずに参加が可能です。
大賞の部予選は1番のみ、本選は1番と2番を唄い、熟年の部・年少の部は1番と2番を唄います。
大賞の部及び熟年の部出場者は(伴奏者含む)、予選・本選ともに和服を着用。
秋田おばこ節 歌詞(1番・2番)
1番
おばこナー
何ぼになる
此の年暮らせば
十と七つ
2番
十七ナー
おばこなら
何しに花コなど
咲かねどな
第33回秋田おばこ節全国大会|2024 | |
開催日時 | 2024年6月2日(日)9:00~17:00 |
所在地 | 秋田県大仙市大曲日の出町2-6-50 |
場所 | 大仙市大曲市民会館 |
関連HP | 大仙市公式ホームページ |
電車・バスで | JR大曲駅から市内循環バスで11分、市民会館前下車、徒歩すぐ。または、JR大曲駅から徒歩30分 |
駐車場 | 市民会館駐車場(479台/無料) |
問い合わせ | 秋田おばこ節全国大会実行委員会事務局(大仙市大曲市民会館内)TEL:0187-63-8766/FAX:0187-63-6102 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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