2019年7月7日(日)9:00〜、秋田県五城目町の広域五城目体育館で『第30回秋田追分全国大会』が開催。秋田追分の生みの親は五城目町出身の鳥井森鈴(本名:鳥井儀助)。秋田追分発祥の地で行なわれる秋田追分の正しい伝承と保存、普及を目的としたのど自慢イベントです。一般の部、熟年の部、年少の部の3部門で競います。
秋田県内外から100人ほどの唄い手が参加
「秋田追分」の元唄は周辺地域で唄われていた「在郷追分」(じゃんごおいわけ)。
鳥井森鈴が「秋田追分」を発表したのは大正14年のこと。
同じ秋田県には「本荘追分」がありますが、こちらは「信濃追分」が北前船で運ばれたもの。
五城目は昔から芸能の盛んな町で、鳥井森鈴も幼いころから民謡に親しみ、15歳のときに民謡歌手になる決意をしています。
大正時代は「信濃追分」をルーツとする民謡「江差追分」が大流行し、これを歌う「三浦為七郎一座」などが日本全国に興行し、五城目にも訪れています。
五城目にあった芝居小屋「五城座」での公演の際、鳥井森鈴は、飛び入りで「宮野カネ子一座」に参加した際に、その上手さで拍手喝さいを浴び、この一座に加わって全国を巡業するようになったのです。
鳥井森鈴は、秋田にあった「在郷追分」(じゃんごおいわけ)と人気の「江差追分」をあわせて、新しい追分節を考案。
これが今に伝わる「秋田追分」なのです。
秋田追分
(前唄)
春の花見は 千秋公園 夏は象潟 男鹿島か
秋は田沢か 十和田のもみじ 冬は大湯か 大滝か
(本唄)
太平の 山の上から はるかに見れば 水澄み みなぎる 八郎潟
(後唄)
誰を待つやら きみまち坂 主と二人で 抱き返り
第30回秋田追分全国大会|五城目町|2019 | |
開催日時 | 2019年7月7日(日)9:00〜 |
所在地 | 秋田県南秋田郡五城目町上樋口堂社75 |
場所 | 広域五城目体育館 |
電車・バスで | JR八郎潟駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 秋田自動車道五城目八郎潟ICから約3.5km |
問い合わせ | 五城目町商工振興課 TEL:018-852-5222 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag