1997年10月に就航、南大東島と北大東島を結び、日本一短い航空路線として知られたRAC(琉球エアーコミューター)の路線ですが、2024年7月に廃止に。そのため、JALグループのJAC(日本エアコミューター)が運航する奄美~喜界線が、飛行距離26km、TPM16マイルで日本一短い航空路線ということに。
2024年7月1日に就航60周年を迎えた路線が、日本最短に
この奄美大島と喜界島を結ぶ路線、奄美大島と鹿児島、徳之島の便とともに、2024年7月1日(月)に就航60周年を迎えたばかり。
つまり、就航60周年に「日本一短い航空路線」という栄誉が重なったことに。
喜界島(鹿児島県大島郡喜界町)の喜界空港は、昭和6年、海軍航空隊喜界島基地として開設、戦争中は海軍の基地として利用された飛行場です。
戦後、東亜航空(JALの前身のひとつ)が就航、現在は鹿児島(鹿児島空港)、奄美大島(奄美空港)を結び、JAC(日本エアコミューター)のターボプロップ双発旅客機のATR42-600、ATR72-600が就航しています。
奄美~喜界線の所要時間は時刻表上は20分ですが、実際のフライト時間はわずか5分ほどなので、航空機が離陸した後の3分間と、着陸する前の8分間を合わせたもっとも危険な飛行時間の11分間「クリティカル・イレブンミニッツ」(critical eleven minutes)よりもはるかに短い飛行時間ということになります。
東京からだと奄美大島で乗り継ぎ事ができますが、東京(羽田)〜奄美大島は2時間5分となっているので、乗り継ぎの場合にはその差にも驚くことでしょう。
乗り継ぎを含めると5時間ほどかかることに(奄美空港で2時間以上の待ち時間があります/2024年8月現在)。
喜界空港のターミナルも、飛行場というよりも、ローカル線の駅のような雰囲気です。
左右の窓際に座る搭乗客が、それぞれ見送りの人がわかるように、空港エプロン内で8の字に回る喜界ターン」でも有名(ただし、運航状況、安全上の理由から実施されない場合も)。
2024年8月、日本一短い航空路線が奄美~喜界線に! | |
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