広重&国芳 浮世絵に描かれた駒形堂
隅田川に架かる駒形橋。そのたもとに駒形という地名の由来になった駒形堂があります。実はこの小さなお堂、東京最古といわれる歴史を誇る浅草寺のさらにルーツとなるお堂。江戸時代には吉原通いの粋人が乗る渡し舟の舟着き場も近くにあっ…
隅田川に架かる駒形橋。そのたもとに駒形という地名の由来になった駒形堂があります。実はこの小さなお堂、東京最古といわれる歴史を誇る浅草寺のさらにルーツとなるお堂。江戸時代には吉原通いの粋人が乗る渡し舟の舟着き場も近くにあっ…
1774(安永3)年10月17日に隅田川に架けられた歴史ある橋。隅田川の俗称である大川の名を取って大川橋と称していましたが、江戸の東にあるために町民たちから「東橋」と呼ばれ、吾嬬神社への参詣道でもあることから吾妻橋になり…
吉原通いの遊び人が使う代表的な渡しだったのが隅田川にあった「駒形の渡し」。黄昏(たそがれ)時に、舟を降りた粋人が、土産の紅などを購入して吉原へ向かいました。そんな「駒形の渡し」ですが、関東大震災後の復興計画で、昭和2年6…
東京23区の自然地形での最高峰は、愛宕山(あたごやま/25.7m)です。家康の江戸入府以前は桜田山と呼ばれていましたが、徳川家康が関ヶ原の勝利を記念して1603(慶長8)年に愛宕権現を頂に勧請したことで、愛宕山と称される…
江戸時代、江戸市中にあった大名屋敷には各藩なだたる寺社の分社・分寺が勧請されていました。月に1回の縁日を決めて公開されて人気を博したのが、金毘羅(こんぴら)さんで知られる、丸亀藩江戸上屋敷の金毘羅大権現。江戸時代の後期に…
藩邸内に祀られた水天宮を毎月5日限定で江戸の庶民に開放して「情け有馬の水天宮」といわれた、久留米藩有馬家屋敷(久留米藩江戸上屋敷)。実は、もうひとつ、当時の江戸では超高層建築の火の見櫓があって、「湯も水も火の見も有馬の名…
「恐れ入谷の鬼子母神」、「草加、越谷、千住の先よ」など、江戸の地名を盛り込んだ地名入りの地口(じぐち=言葉遊び)。今回紹介するのは、久留米藩有馬家の上屋敷が盛り込まれた「情け有馬の水天宮」(なさけありまのすいてんぐう)。…