千葉県佐倉市、佐倉城址公園内にあり、約13万平方キロメートルの広大な敷地に建つミュージアムが、国立歴史博物館。収蔵品は国宝、重要文化財を含めて約7万点、その規模は東洋一ともいわれています。常設展示は、原始、古代から現代までを各時代ごとに順を追って紹介しています。
中高生、ファミリーの学習スポットとしても最適!
常設展の総合展示室は、「先史・古代」(最終氷期に生きた人々、多様な縄文列島、水田稲作のはじまり、倭の登場、倭の前方後円墳と東アジア、古代国家と列島世界、沖ノ島、正倉院文書)、「中世」(王朝文化・10〜12世紀、 東国と西国・12〜15世紀、大名と一揆・15〜16世紀、民衆の生活と文化・14〜16世紀、大航海時代のなかの日本・15〜17世紀、印刷文化・8〜17世紀)、近世(国際社会のなかの近世日本、都市の時代、ひとともののながれ、村からみえる「近代」、絵図・地図に見る近世、寺子屋「れきはく」)、民俗(「民俗」へのまなざし、おそれと祈り、くらしと技)、近代(文明開化、産業と開拓、都市の大衆の時代)、現代(「戦争と平和」、 「戦後の生活革命」)の6つのテーマに分かれています。
第3展示室「近世」では、伊勢別街道の宿場町として栄えた、椋本宿(むくもとじゅく)の旅籠「角屋」の復元模型など、旅籠の様子や旅の道具、北前船の活動や紅花の流通など、江戸時代の旅や物流に関しても詳細に解説しています。
第6展示室「現代」の「戦後の生活革命」では、日本住宅公団団地実物大再現(昭和37年に建設された赤羽台団地のダイニングキッチンなど)もあり、熟年世代には懐かしい感じも。
それぞれの分野が非常に充実しているので、じっくり見ると1日かけても見きれないほど。
受験生など、中高生が俯瞰的に歴史を学ぶにも最適と、ファミリーでの見学も多いとのこと。
しかも夏休みには、自由研究の調べ方をアドバイスする「歴博を使った自由研究相談室」を開催。
第3展示室「近世」の「寺子屋れきはく」では、江戸時代の古文書を読んだりしながら体験的に学ぶことができます。
歴博オリジナルグッズも充実のミュージアムショップ、レストランも併設。
レストランでは古代米を使った古代カレー、古代カツカレー、古代ハヤシも用意されています。
国立歴史民俗博物館が建つのは佐倉城三の丸外郭の椎木曲輪(しいのきくるわ)。
往時には侍屋敷や寺社が建ち並んだ場所です。
国立歴史民俗博物館 | |
名称 | 国立歴史民俗博物館/こくりつれきしみんぞくはくぶつかん |
所在地 | 千葉県佐倉市城内町117 |
関連HP | 国立歴史民俗博物館公式ホームページ |
電車・バスで | 京成本線京成佐倉駅から徒歩15分。または、JR佐倉駅から徒歩30分 |
ドライブで | 東関東自動車道佐倉ICから約7.5km |
駐車場 | 200台/無料 |
問い合わせ | 国立歴史民俗博物館 TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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