南房総・館山市の知る人ぞ知るご利益スポットが、常楽山萬徳寺。境内に安置された全長16m、重さ30tの巨大な釈迦涅槃仏(しゃかねはんぶつ)は、大願成就、また足腰の弱い人にご利益があるといわれています。仏教の修業を重ねた尼僧が仏の受記を得て発願から22年の歳月を経て昭和57年に完成したもの。
仏様に右肩を向けて、右回りに3周して祈願!
願掛けの方法がまたユニークで、靴を脱いで、中央で合掌してから螺旋(らせん)状になった台座の周囲を右肩(右を浄、左を不浄)を向けて右回りに3周、最後に涅槃仏の足紋(転法輪)に触れて祈願するという手順。
最後の祈願は、両手で作った三角形の間におでこ入れた状態でお釈迦様の足裏にべたりとくっつき諸願を祈るというスタイル。
寺には本堂などはなく、境内全体が聖域に。
仏様がビッグなだけに、3周するのもなかなか大変ですが、この参拝方法は右繞三匝(うにょうさんそう)というインドの礼法。
青銅製涅槃仏(ガンダーラ様式)としては南蔵院(全長41m/福岡県糟屋郡篠栗町)に次ぐサイズで世界最大級とか。
ちなみに涅槃仏とは、釈迦が入滅(宗教的解放を意味する解脱のこと=仏が死ぬこと)する様子を仏像としてあらわしたもの。
足の裏には宇宙観を示す文様などが描かれています。
常楽山萬徳寺 | |
名称 | 常楽山萬徳寺/じょうらくざんまんとくじ |
所在地 | 千葉県館山市洲宮1571 |
関連HP | 館山市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR館山駅からJRバス安房神戸回り安房白浜行きで16分、安房神戸下車、3分 |
ドライブで | 富津館山道路富浦ICから約12.9km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 常楽山萬徳寺 TEL:0470-28-2013 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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