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森山塚古墳

墳丘長27mで、内裏塚古墳群では三番目の規模を誇る方墳。残念ながら周辺の開発で墳丘は大きく削られてしまっています。昭和58に発掘調査が行なわれ、須恵器や土師器とともに石室内に安置された木棺に使用されたと推測される鉄釘が出土しています。横穴式石室は砂岩切石積みでつくられ全長6.9mです。

須恵国の古墳終焉時代に築かれた方墳

墳丘の周囲には二重で周濠があったとされますが(確認はされていません)、開発で往時の姿を失っています。

築造されたのは古墳時代の終焉となる7世紀前半。7世紀に築かれた小糸川流域に繁栄した須恵国の首長墓は、二重周濠、切石積み石室という共通性を有しています。

森山塚古墳のほか、割見塚古墳、亀塚古墳、野々間古墳、稲荷塚古墳、内裏塚北方古墳の合計6基が7世紀築造の方墳と推測されますが、それ以前の前方後円墳、円墳の時代の埋葬者との関係性は明らかになっていません。

小公園のようになった墳頂部からの眺め
森山塚古墳
名称 森山塚古墳/もりやまつかこふん
所在地 千葉県富津市下飯野森山
電車・バスで JR青堀駅から徒歩25分
問い合わせ 富津市教育委員会 TEL:0439-80-1340
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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