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弘文洞跡

弘文洞跡

養老川の支流、蕪来川を川廻し(河川曲流短絡工事)して造った隧道。川廻しとは、江戸時代以降、新田開発を念頭において行なわれた河川の直線化。幕末に蕪来川を隧道(トンネル)を掘削して川の水を直線化したのが弘文洞。残念ながら隧道部分(洞窟部分)は昭和54年5月24日に突然崩落して切り通しとなり、現在では弘文洞跡になっています。

中瀬遊歩道を使って向文トンネルと一緒に見学を!

養老川流域では150ヶ所もの川廻しが行なわれ、大型のものも7ヶ所あって川廻しのフィールドミュージアムになっています。
SNSで一躍人気スポットとなった濃溝の滝の絶景も実はこの川廻し(鍋石の川廻し)によって生まれたもので旧河道は田んぼに。

弘文洞は、江戸時代に塚越村の人が行なった川廻しで、筒森川と養老川の間の尾根に隧道を掘削し、筒森川を直線的に養老川に合流させたもの。
掘削された隧道は、「オッコシの穴」、あるいは「ヒカワンアナ」と呼ばれていました。
旧河川の部分を田んぼに改良し、2町歩の新田が誕生しました。

蕪来川(かぶらいがわ)は大多喜町での呼び名で、市原市側では夕木川(ゆうきがわ)と呼ばれています。
弘文洞跡へは、養老温泉街の葛藤駐車場に車を入れ、2階建てトンネルの向文トンネルを抜けた共栄橋から養老川沿いに設けられた中瀬遊歩道を歩けば見学できます。
共栄橋から弘文洞跡は500m、徒歩5分。

弘文洞跡
名称弘文洞跡/こうぶんどうあと
所在地千葉県夷隅郡大多喜町小田代
関連HP大多喜町公式ホームページ
ドライブで圏央道市原舞鶴ICから約17km
問い合わせ大多喜町産業振興課商工観光係 TEL:0470-82-2176
養老渓谷駅前観光案内所 TEL:0436-96-0055
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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