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本佐倉城

本佐倉城

千葉県印旛郡酒々井町本佐倉と佐倉市大佐倉の境界に位置する将門山に築かれた中世の城が、本佐倉城(もとさくらじょう)。文明年間(1469年~1486年)、下総(しもふさ)守護・千葉輔胤(ちばすけたね)が築城し、千葉氏の本拠だった城で、国の史跡に指定されるほか、「続日本100名城」にも選定されています。

模擬矢盾が戦国時代の雰囲気を演出

平安時代の大治元年(1126年)に千葉氏の初代当主・千葉常重(ちばつねしげ)が築いた亥鼻城(いのはなじょう/現・千葉市中央区の亥鼻公園)が千葉氏の本拠でしたが、第21代・千葉輔胤(ちばすけたね)が東常縁(とうつねより)の攻撃、さらに文明11年(1479年)、太田道灌(おおたどうかん)の攻勢を受けて、印旛沼に臨む佐倉に居城を築いています。
こうして、9代にわたって戦国大名千葉氏宗家の本拠地となり、城下町も整備され本佐倉城が下総の政治・経済・軍事・文化の中心になったのです。

天正18年(1590年)、豊臣秀吉の小田原攻めで、北条氏の支配下にあった千葉氏も滅ぼされ、徳川氏の治世となり、慶長15年(1610年)、小笠原吉次、土井利勝(どいとしかつ)が本佐倉城に入って佐倉藩の藩庁が置かれましたが、元和元年(1615年)、徳川家康の命を受けた土井利勝が藩庁を佐倉城に移し、元和の一国一城令を受けて廃城になっています。

本佐倉城は、内郭群、外郭群、城下町が三重の同心円で構成され、大規模な櫓台に守られた曲輪群、空堀、土塁がほぼ完全な姿で現存。
模擬矢盾が並び、戦国時代の雰囲気を具現化しています。
また城下にはゆかりの20ヶ寺、17社が確認でき、往時を偲ばせています。

本佐倉城
名称 本佐倉城/もとさくらじょう
所在地 千葉県印旛郡酒々井町本佐倉781
関連HP 酒々井町公式ホームページ
電車・バスで 京成大佐倉駅から徒歩20分
ドライブで 東関東自動車道酒々井ICから約5km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 酒々井町生涯学習課 TEL:043-496-5334/FAX:043-496-5323
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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