元記事はコチラ ▶ 【旅】”鳥取たのしー”ツアーに行ってきた(1日目その3) : イカズブログ
お魚センターみくりやの後は、車で8分ほどのところにある、JR西日本・山陰本線の「御来屋(みくりや)」駅へやって来ました。
山陰地方で初めて鉄道が開通したのは、明治35年11月1日。
日本初の鉄道が、明治5年9月12日に開通した新橋駅(現汐留)〜横浜駅(現桜木町駅)間なので、それからちょうど30年後のことです。
この時の開通区間が、境港から御来屋までの間でした。
境港は、物資の陸揚げ地。御来屋は、陸軍の軍馬補充部のあった富長村(現大山町富長)の近く。
軍にとって都合のよい場所だったのですね。
その当時の駅舎が、実は今も残っています。
つまり、御来屋駅は、”現存する”山陰地方最古の駅でもあるのです。
中に入ってみましょう。
壁に、当時の小荷物運賃表が掲げられていました。
見方がわからないので、高いのか安いのかわかりませんが、
「食料品」や「行商品」など、細かくわかれています。
「動物」なんてもありますね。
「代金引換」も、当時からあったようです。
切符売り場も、当時のまま、残っていました。
さすがに、今は使われていないようですが…。
ホームも味わいがあります。
反対側のホームの待合室は、列車の車両を改造したものでしょうか?
実は、御来屋駅は無人駅。
旧駅事務室は産直品を販売する「みくりや市」になっています。
地元の農産物が売られていました。
喫茶カウンターがあり、コーヒーが美味しいらしいのですが、うっかり飲みそびれてしまいました。
「栃村さんのふじです。食べてみてください」という、
試食の案内書きが、なんともほのぼのしていますね。
電車がやってきた!というので、慌てて出て行ったら──
コナン列車。全然絵になりません(泣)
SLでも走ってきてくれたら、完璧だったんですけどね。
《湖畔を一望できるシックなリゾートホテル》
宿泊は、大山(だいせん)の麓にある、「大山レークホテル」。
スイスの山荘のような雰囲気です。
看板犬の「ガイナ」君が出迎えてくれました。
眠っちゃってますけどね(笑)
ちなみに、大地を意味するガイアじゃなくて、鳥取弁で”大きい”を意味する”ガイナ”ですので、お間違いなく。
とにかくこちらは、庭に広がる大野池の眺めが素晴らしい。
全室から一望できます。
部屋には全て高級マッサージチェアが。
というのも、こちら、運営母体が、マッサージチェアメーカーの「ファミリーイナダ社」。
ロゴマークや…
鍵も洒落ています。
ホテル自慢の「プラチナスイート」を見学しました。
住宅会社のCM以外で初めてロッキンチェアを見ました(笑)
出たー!猫足のバスタブ。なぜか壁に芝が生えてます。
ベッドルーム──
──からの、ガラス張りのバスルーム(そう、もう一個ある!)。
しかも半露天。これは反則でしょう!
パウダールームだって、洗面台が二つですよ。いや、こりゃまいった。
これで、オフシーズンなら、
1泊2食付2万5000円(2名利用時の1名料金)!
つまり、2名で5万円。
安い!とは言えませんが、かなりお値打ち!とは言えます。
お風呂も見学しました。
お風呂その1
お風呂その2
どちらも半露天。
男女日替わりです。
ちなみに、湯は天然温泉。
泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉。
地震の影響でポンプが壊れ、取材時は井戸水を沸かしていましたが、現在は復旧したようです。
その後、大野池の湖畔をぐるり散策しました。
大山が遠くに見えます。
ちょうど紅葉のいい季節。
紅葉越しの大山レークホテル。
この日は風もなく、湖面は鏡のよう。
本当に素晴らしい庭でした。
夕食は、蒔ストーブのあるレストランで、鳥取県の契約農家から仕入れている野菜を中心としたコース料理。
プレスツアーというと、日本旅館の宴会料理が多いのですが、たまにはこういうのもいいですね。
「トリュフ入りリゾットのクロケット」
「真鯛のカルパッチョ」
「キノコのスープ」
「サワラのポアレ」
「牛フィレ肉のグリル」
デザート
量も多くて、なかなか食べ応えがありました。
鳥取の地酒と地ワイン、そして暖炉の炎で、いい気分に。
しかし、この時はまだ、知りませんでした。
つい、勢いで、
「じゃあ、僕も登ります」
と言ってしまった、
翌日の「大山」登山で、
死にそうな思いをすることを……。
しかし、その話は、また次回に。
※全ての情報は2016年11月16日時点のものです。
※写真は全てブログ作者の撮影によるものです。
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