大泉洋の出世作、北海道テレビ(HTB)制作のバラエティ深夜番組『水曜どうでしょう』で「キング・オブ・夜行バス」と称されたのが、西鉄バスの「はかた号」(新宿〜福岡)で、走行距離はなんと1097kmですが、これを少しだけ上回る走行距離1110km日本最長距離の夜行高速バスがあります。
オリオンバスの東京〜博多便は東京駅発で最長距離に!
「キング・オブ・夜行バス」の「はかた号」は、博多バスターミナル〜バスタ新宿を結ぶ夜行高速バス。
上りの便は、博多バスターミナルを出ると西鉄天神高速バスターミナル、黒崎インター引野口、砂津、小倉駅前に゙停車(ここまでが乗車区間)、その先はバスタ新宿まで無停車です(途中のSAで休憩があります)。
1日1往復で、所要は、東京行き14時間39分、福岡行きが14時間17分となっています。
西鉄バスの「はかた号」の走行距離は1097kmですが、それを上回る1110kmというのが、オリオンバスの東京〜博多便。
バスターミナル東京八重洲を20:30に出発、バスタ新宿に寄り道(21:10発)という行程で、小倉駅新幹線口バスターミナル10:30頃着、さらにHEARTSバスステーション博多に11:40頃着です。
所要も15時間10分、バスタ新宿に寄り道することで、走行距離もバスタ新宿発着よりも長くなり、「キング・オブ・夜行バス」を超えることになります。
「はかた号」のシートは、個室型のプレミアムシートが4席、3列独立のビジネスシート18席という豪華版です。
対するオリオンバスは、車両の前方は独立した3列シートのプライベートトリプル(セパレートカーテンで個室のような空間)、後方は4列シート(こちらにも仕切りカーテンを設置)となっていて、シート的には「はかた号」がやはり「キング・オブ・夜行バス」の称号に値する内容といった感じです。
料金はシーズン変動制で、「はかた号」のプレミアムシートが大人1万8000円〜2万5000円、ビジネスシートが大人9000円〜2万円。
東海道・山陽新幹線の「のぞみ」の普通車指定席が2万3810円、グリーン車が3万1070円なのでグリーン車使用で夜行の移動と考えれば、意外にコスパはいいといえるかもしれません。
東京駅始発の「のぞみ1号」は、6:00発で博多駅に10:52着。
はかた号は、バスタ新宿21:00発、博多バスターミナル11:17着で、始発の新幹線「のぞみ1号」に抜かれるのが玉にキズです。
日本最長距離の夜行高速バスは、「キング・オブ・夜行バス」を超える1110kmの旅! | |
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