雪解けの6月には水芭蕉の花が満開に自然園の湿原中に咲き誇っていました。
7月にはシラネアオイ、キヌガサソウ、サラサドウダン、サンカヨウ、チングルマなどの花も楽しめまました。短い夏を惜しむかのように咲き誇る高山植物。「お盆をすぎれば秋風が吹いて、空の色がガラリと変わる」といいますので、予定を立てるならお早めに!
栂池自然園でフラワートレック!
7月はさらに多くの花が楽しめ、湿原はワタスゲが所狭しと白い穂をなびかせるなか、ニッコウキスゲ、チングルマ、バイケイソウなどが花を咲かせます。ヒオウギアヤメも数が増え夏本番を迎えます。
夏休みに見られる花は、イブキトラノオ、イワイチョウ、ウツギ、ウラジロタデ、ウラジロナナカマド、エゾシオガマ、オオバギボウシ、オオバタケシマラン、オタカラコウ、オニシオガマ、オニシモツケ、カラマツソウ、ギョウジャニンニク、ギンリョウソウ、シロバナクモマニガナ、クルマユリ、コバイケイソウ、シラネニンジン、タテヤマリンドウ、ノリウツギ、ハクサンフウロ、ミヤマアキノキリンソウ、モウセンゴケ、ヤマハハコ、ヨツバヒヨドリ、ヨツバシオガマなどです。
園内で観察できるおもな夏の花
万一、咲いている花がわからなかった場合には、栂池ビジターセンターに行けば、色別などでわかる「ネイチャーライブラリー」でたちどころに見つけられるシステムになっています。
「花の名前がわからないときには、必ずスマホや携帯でパチリと写真をとっておきましょう。後からビジターセンターで調べることができますから」と栂池ビジターセンターの勝俣さんもアドバイス。
みずばしょう湿原
・ミズバショウ=6月~7月
・リュウキンカ=6月~7月
・キヌガサソウ=6月~7月
・コバイケイソウ=6月~7月
・ヤチトリカブト=8月~9月
わたすげ湿原
・チングルマ(花)=7月
・ワタスゲ(果穂)=7月~8月
・タテヤマリンドウ=7月~8月
・チングルマ(果穂)=8月
浮島湿原
・ニッコウキスゲ=7月~8月
・シナノキンバイ=7月~8月
・クルマユリ=7月~8月
・ナナカマド(紅葉=9月~10月
モウセン池周辺
・ミズバショウ=6月~7月
・モウセンゴケ(7月~8月)
・ニッコウキスゲ(7月~8月)
ヤセ尾根・展望湿原
・シラネアオイ=6月~7月
・イワカガミ=6月~7月
・ギンリョウソウ=7月~8月
・サラサドウダン(紅葉)=9月~10月
表示したTwitterは、「#いちばん美しいところ 栂池&小谷取材会」(2017年7月)の時に発信した内容です。
取材・データ協力/おたり振興公社
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