日本版カルタ発祥の地、福岡県大牟田市にあるのが三池カルタ・歴史資料館。カルタは大航海時代にポルトガル人が船中で遊んだものがそのルーツ。館内では、カルタの歴史、さらには古代~近代に至るまでの大牟田の歴史資料を紹介。「炭都」と呼ばれた大牟田の近代も詳しく解説されています。
日本のカルタのルーツは、大牟田市
ポルトガル語で「四角い紙」を表すカルタ(Carta=英語のcard)。
戦国時代、16世紀の末頃、三池(現・大牟田市)で日本版のカルタが考案され(「天正カルタ」は、賭け事の道具としても使用されました)、絵柄の美しさと遊びのおもしろさから全国に広がっていきました。
京では、できのいいカルタを「三池」と呼んだほど。
館内では貝の形にかたどった100枚組の歌かるた(江戸時代初期)、日本最古のカルタである天正カルタ(復元品)など珍しいカルタを展示。
また大牟田には縄文時代の貝塚、弥生時代の甕棺墓群、古墳時代の黒崎山古墳群(黒崎観世音塚古墳)や萩ノ尾古墳(装飾古墳)、甘木山古墳群、望谷古墳など古代遺跡も点在。
奈良時代には三池荘と呼ばれる荘園もあった地で、「大牟田の歴史」展示コーナーも充実の内容です。
大牟田市立図書館と複合施設「カルタックスおおむた」を形成。
三池カルタ・歴史資料館 | |
名称 | 三池カルタ・歴史資料館/みいけかるた・れきししりょうかん |
所在地 | 福岡県大牟田市宝坂町2-2-3 |
関連HP | 三池カルタ・歴史資料館公式ホームページ |
電車・バスで | JR大牟田駅から徒歩10分 |
ドライブで | 九州自動車道南関ICから約13km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 三池カルタ・歴史資料館 TEL:0944-53-8780/FAX:0944-53-8781 |
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