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赤井手古墳

赤井手古墳

福岡県春日市にある直径30mの円墳が、赤井手古墳(あかいでこふん)。全長4メートルの横穴式石室は盗掘を受けていましたが、石室から鏡をはじめ各種装身具、武器、工具、須恵器など多数の副葬品が出土し、6世紀初頭(古墳時代後期)に一帯を支配した首長墓だと推測されています。

奴国の王墓(奴国の丘歴史公園)近くにある円墳

赤井手古墳からは、銅鏡3面、銅釧(どうくしろ=青銅製の腕輪)3個、勾玉1個、管玉9個、丸玉・小玉32個、鉄鉾、鉄刀、鉄刀子(てっとうず=鉄製の小刀)、鉄鏃(てつぞく=鉄製の矢尻)などが出土しています。
また、周辺から旧石器時代〜弥生時代の遺構なども出土することから、赤井手遺跡とも呼ばれ、とくに弥生時代では鉄器工房も見つかっています。

赤井手古墳の北東300mほどの場所にある須玖岡本遺跡(すぐおかもといせき=奴国の丘歴史公園として整備)は、金印で有名な奴国の中心地(奴国の王墓)と推測され、奴国の丘歴史公園に車を入れて、徒歩で赤井出古墳を見学するのがおすすめです。

須玖岡本遺跡は、弥生時代中期なので、時代的には離れていますが、赤井手遺跡近くに古墳が築かれていることから、奴国の繁栄を背景にその後継の首長の墓とも推測できます。

赤井手古墳
名称 赤井手古墳/あかいでこふん
所在地 福岡県春日市弥生7丁目67番外
関連HP 春日市公式ホームページ
電車・バスで JR南福岡駅から徒歩25分
ドライブで 九州自動車道太宰府ICから約5.4km
駐車場 春日市奴国の丘歴史資料館駐車場(22台/無料)を利用
問い合わせ 春日市奴国の丘歴史資料館 TEL:092-501-1144/FAX:092-573-1077
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

奴国の丘歴史公園(須玖岡本遺跡)

福岡県春日市にある、弥生時代の遺跡が須玖岡本遺跡。116基の甕棺墓などが発見されていますが、王墓の上石(うわいし)と推測される大石の下の甕棺墓(かめかんぼ)からおよそ30面の中国の前漢鏡、また銅剣2本、銅矛5本、銅戈1本などが発掘され、一帯

 

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