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夏油温泉『鬼剣舞かがり火公演』|北上市|2019

鬼剣舞かがり火公演

2019年7月6日(土)~8月17日(土)の間、みちのく芸能まつりの開催日(8月3日)を除く毎週土曜(合計6回)の19:30~20:00、岩手県北上市の夏油温泉(げとうおんせん)で『鬼剣舞かがり火公演』が行なわれます。かがり火が1000年近い伝統を誇る民俗芸能「鬼剣舞」の勇壮で華麗な踊りを照らし出します。

平安時代に北上和賀に伝わったという「念仏剣舞」

雨天時は屋内で公演。観覧は無料。
正式には「念仏剣舞」(ねんぶつけんばい)ですが、鬼の面(仏の化身)をつけて勇壮に踊ることから、「鬼剣舞」と呼ばれています。
鬼剣舞は1人が白面、ほかの7人は青・赤・黒の「阿」(あ)、「吽」(うん)の面をそれぞれつけます。この4色は四季・方位を示すとともに悪魔を降伏させ人々を救済する「仏」(五大明王)を表わしています。
黄色が大日如来の化身の不動明王で土用、青が降三世(ごうざんぜ)明王で春、白が大威徳(だいいとく)明王で秋、赤が軍茶利(ぐんだり)明王で夏、黒が金剛夜叉(こんごうやしゃ)明王で冬を表しています。

北上和賀地方に伝わる鬼剣舞の源流となるのが、岩崎鬼剣舞保存会が伝承する『岩崎鬼剣舞』(いわさきおにけんばい/国の重要無形民俗文化財に指定)。
現在北上市には12団体が鬼剣舞を伝承、保存しています。
「念仏剣舞」が北上和賀地方への伝承したのは、康平時代(1058年〜1065年)、安部頼時の子、安倍正任(あべのまさとう=奥州藤原氏初代・藤原清衡の叔父)がこの踊りを好み、本来は先祖供養だったものが出陣や凱旋の際に踊らせたのが始まりだとか。
演目は「一番庭」、「一番庭の狂い」、「刀剣舞」、「八人加護」など18演目で、『鬼剣舞かがり火公演』のほか、北上みちのく芸能まつり(8月)、岩崎二前神社祭礼(10月)で鑑賞することができます。

夏油温泉『鬼剣舞かがり火公演』|北上市|2019
開催日時 2019年7月6日(土)~8月17日(土)
所在地 岩手県北上市和賀町岩崎新田
場所 夏油温泉園地
電車・バスで JR北上駅からバスで70分
ドライブで 秋田自動車道北上西ICから約22km。東北自動車道北上江釣子ICから約26km
問い合わせ 北上市商業観光課 TEL:0197-64-2111/FAX:0197-64-2171
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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