箱根を公共交通機関で旅する際の西武ライオンズのマークの付いた伊豆箱根鉄道のバスや船に乗り降り自由のトクトクきっぷが「箱根旅助け」。芦ノ湖の遊覧船は、海賊船ではなく、「走る湖上の展望台」ともいえる双胴船。熱海を起点に旅することができるので、十石峠に寄り道できます。
箱根旅助けとは!?
伊豆箱根バスの箱根・小田原・熱海・湯河原の指定区間内を、2日間乗降り自由で、さらに芦ノ湖畔の箱根園と駒ヶ岳を結ぶ箱根駒ヶ岳ロープウェー、十国を眺めるという十石峠展望台へ上る箱根十国峠パノラマケーブルカー、箱根芦ノ湖遊覧船(双胴船)にも乗り降り自由。
箱根園水族館(1回)が 箱根旅助けの料金に含まれており、とてもお得なきっぷです。
小田急系の箱根海賊船や、箱根ロープウェイ(桃源台〜大涌谷〜早雲山)、箱根登山ケーブル、箱根登山電車、箱根登山バスは利用できません。
箱根旅助け、おすすめの使い方
箱根旅助けは、JRの小田原駅、湯河原駅、熱海駅を起点にライオンズマークの付いた伊豆箱根バスに乗り換えることから始まります。
関東エリアのファミリーやカップルなら、湘南新宿ライン、上野東京ラインなどの2階建てグリーン車に奮発して乗車することをおすすめ。
駅の窓口で事前にグリーン券を購入するか、ホームでスイカでグリーン券を購入しておけば、事前購入で少し安くなります。
普通列車のグリーン車(自由席)は、何度乗り継いでも目的地まで1枚でOKなので、平塚での乗り換えなども可能です。
JR熱海駅を起点にする場合は、ロータリーの前にある熱海駅前案内所(熱海駅前第一ビル)で「箱根旅助け」の購入を(小田原駅では小田原駅前案内所で購入)。
まずは熱海駅から「箱根旅助け」を見せて伊豆箱根バスの十国峠登り口経由・元箱根行きに乗車(十国峠登り口止まりでもOK/熱海箱根線)。
十国峠登り口で下車すれば、箱根十国峠パノラマケーブルカーに「箱根旅助け」で乗車(時間的には十国峠でランチタイム)。
山頂で眺望を楽しんだら十国峠登り口に戻り、伊豆箱根バスの元箱根行きに乗車しますが、午後は1本しかないので、そのバスにあわせてのプランニングが必要です。
これで、箱根関所跡、元箱根で下車を。
箱根園のコテージ、プリンスグランドリゾート箱根を宿泊先にするなら、箱根関所跡港、または元箱根港で芦ノ湖遊覧船(双胴船)にすぐの接続になるので、双胴船に乗船して箱根園へ。
翌日は、箱根園から箱根駒ヶ岳ロープウェーで駒ヶ岳山頂へ。
箱根随一のワイドなパノラマが広がります。
箱根園を基地にするなら、大涌谷へも伊豆箱根バスが直通(湖尻まで双胴船を使い、湖尻からの乗車も可能/双胴船の運航は事前に確認を)。
帰路は、大涌谷からそのまま伊豆箱根バスで小田原駅まで出ることもできまし、往路と同じルートで熱海に戻ることも可能(天候次第で十石峠展望台に上るのは帰路にまわすことも)。
箱根旅助けで乗車可能な乗り物
伊豆箱根バス
JR熱海駅から十国峠登り口を経由し元箱根までの熱海箱根線、小田原駅〜宮ノ下〜小涌園〜大涌谷〜湖尻〜箱根園を結ぶ小田原駅~箱根線などに乗り降り自由です。
登山電車は利用できませんが、その代わり、並走する路線バスを利用可能ということに(小田急系の箱根登山バスは利用できません)。
箱根十国峠パノラマケーブルカー
十国登り口駅から尾根上にある十国峠駅を結ぶケーブルカー。
富士急のケーブルカーで十国峠展望台に上れば、富士山や駿河湾、伊豆大島のビューポイントというだけでなく、10国5島を眺める大パノラマを得ることができます。
箱根芦ノ湖遊覧船(双胴船)
箱根関所跡港、元箱根港、箱根園港、湖尻港の湖岸の4つの港を周回する「定期航路」に乗船可能。
700名乗り大型双胴船「十国丸」、「はこね丸」、「あしのこ丸」の3隻が就航し、3階・4階のオープンデッキは展望台のような雰囲気です。
箱根駒ヶ岳ロープウェー
芦ノ湖の湖畔・箱根園駅と、駒ヶ岳(1356m)の駒ヶ岳頂上駅を結ぶロープウェーで、箱根園同様にプリンスホテルグループの経営。
駒ヶ岳山頂駅からは、芦ノ湖と外輪山がジオラマのように展開。
富士山も美しく眺望できる、箱根随一のビュースポットです。
箱根園水族館
伊豆箱根バス小田原駅~箱根線の起終点で、箱根芦ノ湖遊覧船(双胴船)も発着する芦ノ湖畔の箱根園(プリンスグランドリゾート箱根)にある水族館。
海抜723mに位置し、日本一高い場所にある海水水族館で、アザラシも飼育されています。
【トクトクきっぷの旅】 箱根旅助け | |
関連HP | 伊豆箱根バス公式ホームページ |
問い合わせ | 伊豆箱根バス小田原駅前案内所 TEL:0465-22-3166/伊豆箱根バス熱海駅前案内所 TEL:0557-81-8231 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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