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羽田空港からの最長路線はどこ!? 「特典航空券」で沖縄・北海道へ!

ANA、JALのマイレージクラブ会員なら、マイルを利用してお得な空の旅をと考える人には、とくに重要なのが航空路線の距離。ANAの「いっしょにマイル割」、JAL「どこかにマイル 南の島」などを検討する場合にも、この路線距離が大きなウエイトを占めます。実は、「北海道よりも沖縄の方が遠い」というのが結論です。

まずはJAL、ANAの「マイルとは何か」を知ろう

石垣島上空

JALやANAで搭乗によって積算される区間基本マイルは、毎年秋にIATA(国際航空運送協会=International Air Transport Association)が発行する「TPM」(運賃計算に使用する区間距離=Ticketed Point Mileage)を基準にしています。
つまり、マイレージ(ANAの「区間基本マイレージ」または「区間マイル」、JALは「区間マイル」)もこの「TPM」が基準です。
実際のフライトでは座席クラス、購入方法による増減はあるものの、ANAもJALもこの「TPM」を採用しているので、路線の区間におけるマイルは一緒です。

実際の距離とマイル数が微妙に違うのは、羽田などでは離発着の滑走路でフライトパターンが変わるように、フライトによっても実距離は異なるため、「IATAが定めた距離だから」としか説明できません。

そんな「マイルとは何か」を知ったうえで実際の羽田空港発の路線に当てはめて考えてみましょう。

沖縄や北海道の旅行なら「特典航空券」利用がお得

「特典航空券」利用で目指したいのは石垣空港

東京国際空港(羽田空港)を起点にすると、最北の飛行場、稚内空港は航続距離1195km、所要時間は約1時間50分。
基本マイルは679マイルとなっています。
オホーツク紋別623マイル、女満別609マイル、根室中標津605マイルなので、夏休みに家族旅行で北海道を目指すなら、「いっしょにマイル割」を使って稚内、オホーツク紋別、女満別、根室中標津だとかなりお得ということになります(根室中標津などは「国際線よりも高い」とわれることもある路線です)。

ANAの羽田〜稚内は、「特典航空券」利用、つまりマイルを使って旅しようとすると夏休みで往復2万1000マイル程度必要です(通常期は1万7000マイル)。

逆に南に向かうと、長崎で610マイルと女満別をオーバー。
鹿児島は長崎よりも少ない601マイル。
さらに南の沖縄(那覇)984マイル、宮古1158マイル、そして石垣1224マイルです。

航続距離は、羽田〜宮古が1830km、羽田〜石垣は2171kmで、ついに2000kmオーバーになります。

羽田から1000マイルオーバーは宮古空港、石垣空港の2空港のみで、「特典航空券」を利用の場合は夏休みなら2万6000マイル、レギュラーシーズンは2万1000マイルほどで往復できます。
宮古も石垣も必要マイル数は変わりがないので、石垣まで行くほうが少し得する計算に。

実は、必要マイル数は、ANAの場合は、0~300マイル区間、301~800マイル区間、801~1000マイル区間、1001~2000マイル区間という4区間に分けられ、1001マイルでも2000マイルでも必要マイル数は同じなのです。

JALの場合は羽田から札幌、女満別、旭川、釧路、帯広、福岡、北九州、長崎、熊本、宮崎、鹿児島などはEゾーンで基本マイルは8000マイル(クラスJは1万1000マイル)。
通常期なら往復1万6000マイル必要ということに。

奄美大島、沖縄(那覇)はFゾーンで基本マイルは9000マイル、久米島、宮古、石垣が最遠のGゾーンで基本マイルは1万マイルです(クラスJは1万3000マイル)。

北海道や沖縄の人気路線なら、夏休みに片道3万円〜4万円台という感じなので、特典航空券を使うのは旅費を浮かせる上で重要です。
北海道も沖縄の離島も「旅先では意外に宿も安い」傾向もあるので、まずはクレジットなどのポイントをためてマイルに移行することから始めるのもおすすめです。

夏旅なら空港近くにヒマワリ畑がある女満別空港もおすすめ
羽田空港からの最長路線はどこ!? 「特典航空券」で沖縄・北海道へ!
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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