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春の藤原まつり

春の藤原まつり

源義経は、文治5年閏4月30日(1189年6月15日) 、奥州・平泉の衣川館(現・高館義経堂の地)で自刃。ということで岩手県平泉町で5月1日〜5日に開催されるのが恒例の『春の藤原まつり』です。清衡、基衡、秀衡、泰衡と4代にわたって花開いた奥州藤原文化と、平安京に次ぐ日本第二の都市となった平泉の栄華を今に伝える祭です。

『源義経公東下り行列』がメインイベント

『源義経公東下り絵巻』は、藤原氏三代の栄華を今に再現した全国的にも知られた祭事。
なかでも、5月3日に開催される『源義経公東下り行列』は、義経が兄・頼朝より逃れて平泉に着いたとき、藤原秀衡が喜んで自ら出迎え、民衆も歓喜したという情景を再現しています。

毎年、藤原秀衡、源義経、北の方(義経の正室・郷御前/さとごぜん)など、それぞれの役柄に合った人が選ばれ、馬や牛車に乗って、山伏姿の弁慶ら武者一行・待女たちを従えて、毛越寺から中尊寺まで行列します。

国宝金色堂へと続く急な坂道を牛に曳かれて御所車が上りますが、御所車を引く牛は祭のためだけに飼育され、本番2ヶ月前に牛舎から出て、足腰の鍛錬を行なうというもの。

義経役には毎年、人気の芸能人が扮し、沿道を埋める観光客から大きな歓声が飛び交います。
そのほかにも、稚児行列・郷土芸能・弁慶力餅競技大会など、さまざまな催しが行なわれます。

5月1日=稚児行列
5月3日=源義経公東下り行列
5月4日=中尊寺能・白山神社祭礼
5月5日=毛越寺延年の舞・弁慶力餅競技大会
5月1日・2日・4日=郷土芸能。

奥州藤原氏
前九年の役・後三年の役の後の寛治元年(1087年)、藤原清衡(ふじわらのきよひら)が、奥六郡(おくろくぐん=岩手県奥州市から盛岡市にかけての一帯)を領有することによって始まる奥州藤原文化。
中尊寺造営を開始して壮大な中世都市平泉の原型をつくりあげました。
毛越寺に大規模な伽藍を建立した2代・藤原基衡(ふじわらのもとひら)、鎮守府将軍となり、源義経を匿って頼朝と対立した3代・藤原秀衡(ふじわらのひでひら)、父・秀衡の遺言に背き、義経を討ち、結果として鎌倉軍に敗れ去った4代・藤原泰衡(ふじわらのやすひら)の4代が奥州藤原氏です。
春の藤原まつり
開催日 5月1日〜5日
所在地 岩手県西磐井郡平泉町
場所 中尊寺~毛越寺、平泉町内
関連HP 平泉観光協会公式ホームページ
電車・バスで 平泉駅から徒歩5分
ドライブで 東北自動車道平泉前沢ICから約4km
駐車場 中尊寺駐車場・毛越寺駐車場、その他臨時駐車場(有料)を利用
問い合わせ 平泉観光協会 TEL:0191-46-2110/FAX:0191-46-2117
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

高館義経堂

2018年4月21日

 

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