兵庫県赤穂市御崎、赤穂御崎突端に建つのが、伊和都比売神社(いわつひめじんじゃ)。平安時代編纂の『延喜式神名帳』で赤穂郡3座(伊和都比売神社、八保神社、鞍居神社)の筆頭に記される古社で、御崎明神(三崎明神)と称せられ、航海安全、大漁祈願の神として尊崇されてきました。
景勝地・赤穂御崎に鎮座する古社は、恋人の聖地に
瀬戸内海に伸びる3つの崎から名付けられた景勝地で三崎と呼ばれ、かつては三崎新浜村の一画。
伊和都比売神社は、往時には三崎海上の岩礁、御前岩(鷗護岩)に鎮座していましたが天和3年(1683年)、笠間藩から赤穂に入封した浅野長直(あさのながなお=赤穂城を築城し、城下町を整備、塩田を開発)が現在の地に遷座させています。
正保3年(1646年)から塩田は築かれていたので、塩田の鎮守としての役割をも担っていたのだと推測できます。
近代では、東郷平八郎が日露戦争開戦直前に戦勝祈願に訪れ、さらに連合艦隊が艦隊を率いて海上より参拝を行なっています。
海岸沿いに赤穂御崎海岸遊歩道が続く赤穂御崎は恋人の聖地となっているため、モニュメントが境内に立っているほか、「姫守」が授与されています。
大鳥居から海に向かって下る石段がきらきら坂で、沿道にはカフェやジェラートショップなどが建ち、毎月第3日曜には『御崎マルシェ』も開催。
伊和都比売神社 | |
名称 | 伊和都比売神社/いわつひめじんじゃ |
所在地 | 兵庫県赤穂市御崎2 |
関連HP | 赤穂市公式ホームページ |
電車・バスで | JR播州赤穂駅から神姫バスでかんぽの宿赤穂行きで17分、御崎下車、徒歩2分 |
ドライブで | 山陽自動車道赤穂ICから約7.5km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 伊和都比売神社 TEL:0791-42-3547 |
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