兵庫県宍粟市(しそうし)山崎町、兵庫県道546号(上ノ波賀線/山崎町上ノ 〜波賀町小野間は未開通)沿い、河原山渓谷に懸かる滝が、延ヶ滝(のぶがたき)。遊女・お延(おのぶ)がひとりの若者との叶わぬ恋に心を痛め、滝に身を投げたという伝説があります。
河原山川の本流に懸かる落差20mの滝
河原山川沿いに兵庫県道546号(上ノ波賀線)を4kmほど走った先(幅員が狭い部分があるので運転は慎重に)、路肩に延ヶ滝の小さな表示があり、その横にあるのが延ヶ滝。
路側の2台程度しか車を停める駐車スペースしかないのが難点ですが、あまり見学に来る人も少ない秘瀑ということがよくわかります。
それでも落差20mの立派な滝で、宍粟市では日本の滝百選選定の原不動滝(3段、落差88m)、落差15mの三室の滝(みむろのたき)、落差15mの比地の滝(ひちのたき)、白龍の滝(はくりゅうのたき)などと並ぶ名瀑です。
黒尾山(1024.6m)の西を南北に流れる河原山川一帯1329.59haは、河原山国有林で、水源涵養保安林としての役目も果たしています。
かつては豊富な森林資材の搬出のため、河原山川上流部には、森林軌道が通りと3段となった索道(ロープウェイ)が架かっていました。
宍粟市は現在も市の面積の9割を森林が占める「森の町」で、兵庫県内で最も多くスギやヒノキなどの針葉樹を生産しています(宍粟市内では昭和43年廃止の波賀森林鉄道が有名)。
延ヶ滝 | |
名称 | 延ヶ滝/のぶがたき |
所在地 | 兵庫県宍粟市山崎町上ノ下 |
関連HP | しそう森林王国観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR播磨新宮駅からタクシーで50分 |
ドライブで | 中国自動車道山崎ICから約16km |
駐車場 | 駐車スペース(2台)、冬期の積雪時は通行不能 |
問い合わせ | しそう森林王国観光協会 TEL:0790-64-0923/FAX:0790-64-5011 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag