日本最大の標高差を誇る市町村は、富士山頂剣ヶ峰を有する静岡県富士宮市で、3741m。富士山頂は富士宮市にある富士山本宮浅間大社の境内で、境界未確定地なのであくまで暫定値ですが、1位から4位までは富士山の静岡県側にある市町村で、なんと7位までが3000m以上の標高差の自治体です。
標高差TOP7はすべて3000m以上の標高差
富士山頂は境界未確定のため、暫定値となりますが、4位までは富士山の静岡県側ということに。
山梨県側は山麓の標高が高いので、6位に富士吉田市がランクインしています。
鳴沢村は1000m内外の高原地帯のため惜しくもTOP10入りを逃しています。
5位には駿河湾の0mから南アルプスの白峰三山・間ノ岳(日本4位の高峰)まで駆け上がる、南北の距離日本一という静岡市がランクイン。
TOP10では唯一の南アルプスになっています。
7位から10位は、富山平野から北アルプス・立山連峰へと駆け上がる立山町、上市町、富山市、朝日町が並び、10位までがなんと2900mオーバーという標高差を誇っています。
富山県では、夏山シーズンに、午前中は真夏の雪合戦、午後は日本海で海水浴というのが楽しめるということに。
なお、調査にあたり、最低標高は、国土地理院の地形図などではさらに標高の低い場所が推定できる場合もありましたが、市町村が最低地点を公表している場合は、その測量点の数値を活かしています。
日本の市町村 標高差TOP5
順位 | 市町村名 | 県名 | 最低標高 (推計値の場合あり) | 最高点 (注/富士山頂は境界未確定) | 標高差 |
1位 | 富士宮市 | 静岡県 | 35m 山本地区・潤井川龍厳淵 | 3776m 富士山剣ヶ峰 | 3741m |
2位 | 富士市 | 静岡県 | 0m 田子の浦・駿河湾沿い | 3680m 富士山頂・南面山腹 | 3680m |
3位 | 小山町 | 静岡県 | 210m 成美地区・酒匂川河原 | 3756m 富士山頂・白山岳 | 3546m |
4位 | 御殿場市 | 静岡県 | 250m 久保川・黄瀬川合流点 | 3720m 富士山頂南面・御殿場口山頂 | 3470m |
5位 | 静岡市 | 静岡県 | 0m 駿河湾沿い海岸部 | 3189m 間ノ岳 | 3189m |
6位 | 富士吉田市 | 山梨県 | 652m 上暮地地区 | 3756m 富士山頂・白山岳 | 3104m |
7位 | 立山町 | 富山県 | 12m 常願寺川河原 | 3015m 立山・大汝山 | 3003m |
8位 | 上市町 | 富山県 | 5m 上市川河原 | 2999m 劔岳 | 2994m |
9位 | 富山市 | 富山県 | 0m 富山港など富山湾海岸部 | 2986m 水晶岳 | 2986m |
10位 | 朝日町 | 富山県 | 0m 宮崎・境海岸など海岸線 | 2932m 白馬岳 | 2932m |
標高差日本最大の市町村は、どこ!? 標高差TOP10 | |
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