サイトアイコン ニッポン旅マガジン

持光寺

持光寺

広島県尾道市西土堂町、大林宣彦監督、林芙美子(はやしふみこ)の母校である土堂小学校(令和3年に小中一貫校設立を目的に廃校)のすぐ東に位置する浄土宗の寺が、持光寺。石の町らしく山門は石門で、37枚の花崗岩を組み合わせた珍しい造り。前庭では老松「臥竜の松」が25mの見事な枝ぶりを見せています。

見事な石門をくぐった先に本堂が!

尾道観光協会〔おのなび〕持光寺

承和年間(834年~848年)、円仁(第3代天台座主・慈覚大師)が開いた天台宗の寺が前身と伝わる古刹で、永徳2年(1832年)、浄土宗の寺に改宗し、京都・東山にある禅林寺(永観堂)の末寺となっています。

寺宝の『絹本着色普賢延命菩薩画像』(国宝)は、平安時代末期、仁平3年(1153年)制作で、長寿を祈願する修法である普賢延命法の本尊を描いたもの。
一度拝むと寿命が延びるといわれるありがたいもので、非公開。

石造りの山門(延命門)は、持光寺裏山の日輪山より切り出された36枚の花崗岩で築かれており、本来は上に建物がのり、龍宮門になる予定だったとも。

住職の指導する「にぎり仏作り」の体験は、観光客の人気を呼んでいます。
粘土を左手で、ぎゅっと握た握り、オリジナルの仏様を作ると、寺の窯で焼いて後日送ってくれるというもので、全国にファンも多数。

毎年6月には、境内であじさいが咲き誇る、尾道のあじさい寺としても有名。
初春には、枝垂れ梅、モクレン、紅梅なども咲きます。

JR尾道駅からり徒歩5分ほどの位置にあり、尾道七佛めぐり(持光寺、天寧寺、千光寺、大山寺、西國寺、浄土寺、海龍寺)のスタートの寺としても、絶好(絵になる踏切を渡って、階段を上ります)。

『絹本着色普賢延命菩薩画像』(国宝)
持光寺
名称 持光寺/じこうじ
所在地 広島県尾道市西土堂町9-2
電車・バスで JR尾道駅から徒歩5分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 持光寺 TEL:0848-23-2411
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了