宮島の主峰・弥山(みせん)北麓を流れる、紅葉谷川一帯に広がるのが紅葉谷公園。公園の奥からは弥山山上に通じる宮島ロープウェーが発着しています。江戸時代には鹿が群れる森閑とした森で、厳島八景のひとつにも数えられましたが、昭和20年の枕崎台風により壊滅。その後復興され、現在は砂防庭園として生まれ変わっています。
宮島でいちばんの紅葉の名所
江戸時代後期、文政8年(1825年)に編纂された広島藩の地誌『芸藩通志』(げいはんつうし)には、「樹石蒼古にして、一区の幽境なり」と記されています。
厳島八景に数えられたのは、谷原麋鹿(やつがはらびろく)で、つまりは谷が原の鹿の群れ。
現在の紅葉谷の東の「谷ヶ原」一帯の鹿の群れが厳島八景に数えられていたのです。
渓谷一帯にはカエデの古木が生い茂り、サクラ、新緑の時期も美しさが増しますが、なかでも約200本のモミジが色づく秋の紅葉は、宮島一と称されています。
種類はイロハカエデが560本ともっとも多く、オオモミジが100本、ウリハダカエデやヤマモミジなどが40本ほど植栽されています。
紅葉の見頃は例年11月上旬~11月中旬。
紅葉谷公園 | |
名称 | 紅葉谷公園/もみじだにこうえん |
所在地 | 広島県廿日市市宮島町紅葉谷 |
関連HP | 宮島観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR宮島口駅からJR連絡線または松大観光船で10分、宮島桟橋下船、徒歩15分 |
ドライブで | 山陽自動車道廿日市ICから約4.7km。または、大野ICから約5kmで宮島口 |
駐車場 | 宮島口市営駐車場(166台/有料)・もみじ本舗駐車場(500台/有料) |
問い合わせ | 宮島観光協会 TEL:0829-44-2011 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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