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映画『あした』ロケセット(兼吉バス待合所)

映画『あした』ロケセット(兼吉バス待合所)

尾道水道を尾道市街から向島側へ渡る尾道渡船(尾道・土堂桟橋〜向島・兼吉桟橋)。向島の兼吉桟橋に隣接して建つ市営バスの待合所が兼吉バス待合所。大林宣彦監督の新尾道三部作の2作目となる映画『あした』(平成7年公開)のなかで呼子丸の連絡船待合所として使われたロケオープンセットを移築再生したものです。

尾道渡船の兼吉桟橋に隣接する尾道市営バスの待合所

小型客船・呼子丸が嵐のなか尾道沖で遭難し、乗客9名全員の絶望が伝えられてから3ヶ月。
残された家族のもとは、「今夜午前0時、呼子浜で待っている」という不可解なメッセージが届くというストーリー。
原作は赤川次郎の小説『午前0時の忘れもの』で、設定の中で重要な場所がこの「呼子浜の待合所」なのです。

実際に使える施設として保存したいという地元の声を反映して尾道市営バスの兼吉バス待合所として再生。
呼子浜のある「御調島」(みつぎじま)は架空の島ですが、映画のために地図も作られ、御調島地図もロケセット内に展示されています。
かつて、御調郡御調町(みつぎぐんみつぎちょう)がありましたが、平成の市町村合併により平成17年3月28日、御調郡向島町とともに尾道市に編入され、尾道市御調町となっています。
御調島の名は、この御調町に由来するものと推測できます。

映画『あした』ロケセット(兼吉バス待合所)
名称 映画『あした』ロケセット(兼吉バス待合所)/えいが『あした』ろけせっと(かねよしばすまちあいしょ)
所在地 広島県尾道市向島町兼吉
電車・バスで 尾道渡船向島兼吉桟橋から徒歩すぐ
ドライブで 山陽自動車道尾道ICから約12km
駐車場 なし
問い合わせ 尾道市観光課 TEL:0848-38-9184/FAX:0848-38-9293
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

尾道渡船

2018年12月25日

 

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